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ショパンコンクール2021と古海行子
確かに「牛田ロス」はいまだ大きい。
しかし一方で、古海行子(ふるみ やすこ)は姪と高校(普通科)が同じで以前より気になる存在ではあった。名前だけは知っていた。
第3次予選を聴いた。
ことショパンコンクールというのは様々な利害が渦巻く舞台であろう。コンテスタントが功名心に惑わされることなく己一本でやり抜くのは難しいことは想像に難くない。第3次予選ともなればそうした困難さは相応に煮詰まってきているだろう。
それにもかかわらず、古海は「とにかくピアノが好きで楽しい」という純粋な思いを終始貫いていた。子供のころから変わらない思い。この強さを獲得するまでに、どれほどの葛藤と研鑽があったのかに思いを馳せずにはおかない。
振り返ると第1次予選でも第2次予選でもそうだったと気づかされる。
第1次予選:
第2次予選:
日本人ピアニストでまた一人、コンサートに行ってみたい人が増えた。