【S20最終66位】フルパワー理論・改
どうもこんにちは、ふらてゃん/天使ちゃんです。
今回はS20にて最終2桁を達成することが出来たので久々に構築記事を書こうと思います。
レンタルも掲載していますので、是非最後までご覧ください。
【はじめに】
皆さんは、「フルパワー理論」というものをご存知でしょうか?
僕の過去の記事を読んだことがある方はご存知かと思いますが、フルパワー理論とは僕がデュエルマスターズというゲームをプレイしていた時に存在した理論で
「環境トップの構築に変なメタを仕込むよりも、最も高いパワーを押し付けることが出来る構築にした方が有象無象の構築に対して最も勝率が高くなる。」
という理論です。
僕はこの理論が大好きで、今回もこの理論をポケットモンスターの構築に落とし込むことを目指した構築となっています。
【構築コンセプト】
・宇宙最強のポケモン、コライドンで全てを破壊する
・打ち分けが出来るポケモンで構築を固めて、選出の幅を出来る限り拡張する
【レンタル】
【構築経緯と禁伝の選定】
1.禁止伝説ポケモンの中で自分は「黒バド、ミライドン、コライドン」の3体が他のポケモンに比べて頭1つ抜けた強さをしており、これらに1つ劣る形で「ムゲンダイナ、ザシアン、テラパゴス」の3体が続く(前後ともに左右差なし)
というのが脳内での禁止伝説のTier順でした。
そのため、出来れば上位伝説の3体から構築を組み、それらが環境的に厳しければ下位伝説から選定するつもりでした。
その中でも取り巻きのハバタクカミを最大限のパワーで運用出来、自分の求めているフルパワー理論に最も合致するポケモンかつ「殴りながらS上昇が出来る」という黒バドミライドンに対して明確な差別化点を持つコライドンが最強であると結論付け、レギュGスタート数週間後からはずっと耐久に振ったコライドンを使用し続けていました。
S20でもコライドンを使用するにあたり、最初はクリフとが使用していた電気テラチョッキコライをずっと使っていたのですが
・コライドンの増加に伴い技威力の低さが露呈するシーンが増えた
・コライドンのドラゴン技を切って立ち回ってくるプレイヤーが非常に多く、炎+ドラゴン技の補完の良さも相まってドラゴン技を採用したコライドンが環境立ち位置が良いと考えた
これらの理由からスケイルショットを採用した炎テラスチョッキコライドンを使用することを考え、軸としました。
2.運用していく中でチョッキコライドンは相手の初手ハチマキコライドンが非常に重く、初手にコライドン同士がかち合ってSで負けていた際に取る行動が非常に難しくなりがちでした。
そのため、初手コライミラーでハバタクカミ引きをして相手のハチマキインファやスケイルショットを透かして攻勢に切り返す立ち回りをすることにしました。
この際、相手がニトロチャージやフレアドライブなどを打ってきた時無償でハバタクカミを差し出すことの無いように、気合いのタスキを持たせてCSに振り切ることで、裏から出した際のアタッカーとしての性能と行動保証の両立をすることとしました。
それにあたり、ハバタクカミに電磁波を持たせることで初手に投げた際に幅広く活躍ができるようにしました。
3.タスキハバタクカミは瞬間火力が高いポケモンでは無いため、特殊の瞬間火力が欲しい相手に選出出来るポケモンを考えて居たところ
・ハバタクカミの最大打点であるムーンフォースと炎コライドンの最大打点であるフレアドライブを共に半減してくる炎タイプや、カミの電磁波を透かしてくる地面タイプに対して高火力で殴っていける
・晴れていない時にコライ構築は相手の水タイプが一貫しがちであり、コライにテラスを切ってしまうと特にスカーフウーラに後投げ出来るポケモンが存在しなくなりやすいこと
・初手パオジアンとコライがかち合った際、初手テラス蜻蛉からミナモ着地→アクアジェットと動くことでスマートにパオジアンを処理することが出来る
という理由から命の珠を持たせたウネルミナモを採用しました。
4.この時点で初手に投げたコライドンの消耗を避けるためのクッションが居ないため、何かしらの引き先を準備しようと考え、コライドンが無為に消耗してしまう相手を考えたところ
・不利を取りやすい物理受け(ヘイラッシャなど)
・相手の物理アタッカー(打ち勝つことが出来たとしてもコライドンが大きく削られてしまい、相手の特殊ポケモンに対しての役割が遂行しにくくなる)
の2つであると考え、これらに対する引き先を用意することに。
まずは、前期1位を獲得されたうわっきーさんのグライオンがヘイラッシャやカバルドンに対して後投げが成立しやすい駒であり、尚且つグライオンが不利を取りやすいラウドボーンにはウネルミナモの後投げが成立するためこの2体で前者の解決になると思いグライオンを採用しました。
続いて相手の物理アタッカーに対しての引き先として最終日3日前まではずっとヘイラッシャで運用していたのですが、実際には相手のコライドンに対しての後投げがあまり安定しなかったり、ザシアン側も誘って狩るなどの対策を仕込んでいたため選出機会が明らかに低かったことから、ゴツメランドロスが定数で削って裏の圏内に入れる性能が非常に高く、自分の求めている仕事ができると考え採用しました。
また、グライオンとランドロスはタイプが同じではあるものの、「コライからの引き先である」という共通の役割を持つ都合上同時に選出されることがほぼなく、どちらを選出した際も同じタイプ受けのサイクルがある程度形成出来ることからタイプ被りが気にならなかったのも採用に踏切った大きな理由です。
5.この時点で相手のキョジオーンやルギアのような高耐久で詰ませにくるポケモンや受けループが厳しかったため、これらへの対策枠を採用することにしました。
キョジオーンはそこそこ幅広い構築に採用されているポケモンなため、出来る限り汎用性とパワーが高い対策を考えていたところ剣舞炎オーガポンがこれに該当することに気づいたため、オーガポンを採用しました。
晴れ蔦棍棒の火力のゴリ押しである程度受け構築にも強く出られたため、他のポケモンも色々考えましたが最終的に炎オーガポンに落ち着きました。
【個体解説】
コライドン@突撃チョッキ 炎
スケイルショット ドレインパンチ
とんぼがえり フレアドライブ
クリフとの記事から調整を盗んで、勝手にSを1上げたものです。
前々期にクリフとを含めた3人で飲んでいる時にチョッキコライドンの強さを力説(というか押し売り)され、仕方なく使ってみたところ想像以上に使い心地が良かったため、炎テラスに変更してからも調整は全く同じものを使い続けていました。
技構成は最大打点のフレアドライブ
体力管理と打ち合いの強さを保証するドレインパンチ
S上昇で制圧も狙えるドラゴン技のスケイルショット
対面操作で安定択を作りやすい蜻蛉返り の4つ
【調整意図】
黒バドの217ストラビを確2耐え
ミライドンの187眼鏡流星→C-2流星をテラス時約83%で耐え
HB臆病カミにSを少し振られていても抜ける程度
ハバタクカミ@気合いのタスキ 地面
シャドーボール でんじは
マジカルフレイム ムーンフォース
ミラー意識の最速ハバタクカミ。
火力もSも最大限欲しく、なおかつ行動保証をアイテムで持てているためCSに振り切っている。
S操作の役割を持たせたかったため最初は凍える風を採用していたが、相手のハバタクカミに引かれてしまうと結局コライが上を取られてしまうことや、相手のスカーフバドには結局上を取られてしまうため電磁波を採用した。
テラスタイプは色々候補があるがほとんど切らないため、ミライドンに対してのケアしづらい勝ち筋として地面テラスにしている。
技構成は
一致技のムーンフォース
電磁波を打ちまくる構築では無いため電磁波が無くても火力が出せるシャドーボール
S操作によるサポートと上振れワンチャンが最悪出来る電磁波
晴れ補正下で実質一致技のマジカルフレイム
【調整意図】
前述の通り
ウネルミナモ@いのちのたま 水
アクアジェット かえんほうしゃ
ハイドロスチーム りゅうせいぐん
ハバタクカミとは違い素の耐久値がそこそこあるため、タスキのような行動保証アイテムを持たせずとも古代活性でのS上昇と合わせて1回は動けることと、晴れ下で満足に水技を放てるのが唯一無二の強さを誇る裏エース。
水ドラゴンの耐性も非常に優秀で、本来コライ構築がコライドンがテラスしたあとだと一貫してしまいやすい水タイプや、ラウドボーンのフレアソングの一貫をシャットアウト出来ることが選出の幅をより広げていてとても強かったです。
テラスタイプは火力増強かつ耐性変更の水、耐性が完全に変わる一致テラスが強いのは水ポンから学んだ。
技構成は
一致技かつコンセプトのハイドロスチーム
最大打点の流星群
晴れ下で頼りになるサブウェポンの火炎放射
活性下であればパオジアンすら縛れる先制技のアクアジェット
【調整意図】
古代活性でS上昇出来るラインかつ火力と素早さを最大に、残りをH奇数になるよう振り分け
グライオン@どくどくだま 鋼
じしん どくどく
まもる みがわり
コライドンが不利を取る物理受けに対しての圧倒的メタ性能とTODによる運負け回避があまりに理不尽なポケモン。
対策の甘い構築にはグライオン単体で積ませることが出来る他、守るに合わせて剣舞してきた相手に身代わりを合わせてそのまま試合が終わるなんてこともザラで、禁止伝説だと特にザシアンがグライオンの起点になる事が多かったです。
ハバタクカミの電磁波とも非常に相性が良く、身代わり連打のリスクがあまりにも低いためハバタクカミの死に際に電磁波だけ入れて死に出しで着地したグライオンがそのまま身代わりを残して相手を破壊する動きはまさに邪悪そのものでした。
テラスタイプは元タイプと補完が良い鋼テラス、このポケモンにとってテラスで1ターンをもぎ取ることは勝利に直結する行為であるため最も補完のいいテラスを選択することで最大限パワーを発揮できるようにしました。
技構成は
一致技の地震
みがまもと相性のいいどくどく
コンセプトである身代わりと守る
【調整意図】
こちらの記事から拝借しました。
HB-陽気コライドンの鉢巻逆鱗最高乱数切り耐え
HD-特化ミライドンの流星群11/16耐え
臆病黒バドレックスのアストラルビットに13/16で身代わり貼れる
(コピペ)
ランドロス@ゴツゴツメット 鋼
じしん ステルスロック
ちょうはつ とんぼがえり
対物理アタッカーへのクッションとして入ってきた定数ダメージの鬼。
Sに下降補正を掛け個体値も少し低めの個体を使うことでヒードランなどの下から蜻蛉返りを打てるようにしています。
岩石封じや怖い顔でのS操作技も採用候補でしたが、全ての技があまりにも打つ頻度が高かったため泣く泣く切ってこの4つで最後は運用していました。
グライオンにも言えることですが、晴れ影響下の地面飛行タイプはあまりにも独特の耐性をしており、コライドンと組み合わせる上で非常に相性が良かったです。
技構成は
一致技かつ最大打点の地震
対面操作、ランドロスの本体とも言える蜻蛉返り
相手の搦手を牽制し蜻蛉で裏を安全に着地させる挑発
サイクル系の構築をオーガポンと合わせて破壊したり、暇な時に打つステルスロック
【調整意図】
数値が低いためHを奇数にした上でHB特化
Sラインは前述の通り
オーガポン@かまどのめん 炎
ウッドホーン じゃれつく
つたこんぼう つるぎのまい
受け系統の構築や、コライ+特殊+クッションの選出の形でどうにもならなそうな時に選出する超火力の破壊ポケモン。
元々はウッドホーンの枠を草分けで採用しておりそれ前提で調整を考えていたのですが、軽く耐久に振ったASベースのオーガポンがそもそも非常に強く、体力管理を意識したウッドホーン採用にしてからも同じ調整を使い続けていました。
オーガポンのメタ対象であるルギア軸にゴツメカイリューが採用されているケースがある(S19にて30位を獲得された方の記事参考)とのことだったので、カイリューを重く見てじゃれつくを採用しています。
技構成は
メインウェポンの蔦棍棒
体力管理兼ウェポンのウッドホーン
カイリューやドラゴンへの交代読みで打つじゃれつく
破壊の剣舞
【調整意図】
HB→パオジアンの意地ハチマキ不意打ち確定耐え
S→準速100族抜き
A→残り振り切りでできるだけ高く
【選出パターン】
基本選出
→初手コライドン+特殊アタッカーどちらか+クッション
対面的に戦っていきたい場合
→初手ハバタクカミ+コライドン+ウネルミナモ
崩しが欲しい場合
→初手コライドン+オーガポン+なにか
ラウドボーンがいる場合はウネルミナモを優先して選出、ヘイラッシャやカバルドンがいる場合はグライオンを優先して選出するようにしていました。
ディンルー入りにはあまり対面選出をすることはなく、浮いている枠を意識してグライオンかランドロスのどちらかを出していることが多かったと思います。
【順位】
TN スカーレット 66位 R2072
【さいごに】
このシーズンだけに限った話では無いのですが、社会人として仕事に明け暮れながら十分な睡眠時間を確保しつつ対戦数を重ねていられるのは、普段から個体の提供等で友人達ありきでの結果なので、自分一人で出せたものでは無いと思います。
特に今シーズンは英語版のポケモンに魅了され沢山の個体提供をしてもらったので、本当に感謝の限りです。
2桁順位を獲得できたのはこれで2回目なので次は2桁前半、それも達成できるようになれば1桁を目指してこれからもポケモン頑張っていこうと思います。
【SpecialThanks】
・サムネイルのイラストを書いてくれたはみぃちゃん
・個体提供をしてくれた沢山の方々
・チョッキコライドンを布教もとい押し売りしてくれたクリフと
・ついでにレブロン
とても長くなってしまいましたが最後まで見ていただきありがとうございました。
質問があればTwitter(自称X)→@Amatuka_cha までどうぞ
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