バイクに乗り続けるということ
バイクに乗り始めるにもそれなりのハードルはあるが、乗り続けるのもまた色々なハードルがあるのではと思う今日この頃。
バイクに長く乗り続けるにはバイクに対する思いもさることながら、先立つものも重要だったりする。趣味にふんだんにお金をつぎ込める人はごく限られた人たちで、ほとんどの人たちは折り合いをつけながら楽しんでいるのではないだろうか?
Aさんの場合
バイクを中古で購入してもう4年ほど。新しい年式ではないのでそろそろいろんな部品交換、オーバーホールが必要な時期に差し掛かってきていると思われる。いずれにしてもそれなりの費用が発生するだろう。このままバイクを乗り続けるのか?別のバイクに乗り換えるのか?決断の時は近い。趣味にどこまで費用を割り当てるのか・・・大蔵省とも相談が必要だ。バイクに乗り続ける関門がここにある。思いや情熱だけではどうにもならないところでもある。
Bさんの場合
免許を取ってお金を貯めてあーだこーだ言いながら中古なのか新車なのかバイクを選んで購入、ヘルメットとかグローブとかウエアーもいるな。そしてバイクに乗り始める。ここまでは乗りたい一心で突き進んでいくのでさしたる葛藤もない。そして乗り始めると走ることが楽しくてしょうがない。ところが2年ごとの車検が待っている(250cc未満だったらそれはないが)。車種によっては半年、1年ごとの点検なんかもあったりする。2回目の車検を迎えるあたり普通に走る人ならば走行距離3万kmを超え、この間消耗品は何回か交換しているだろう。そしてそろそろメンテナンスまたはオーバーホール時期を迎える部品が出てくる。ごまかしごまかし先送りにするのもいいけど、好きで乗ってるバイクそんなわけには行かないだろう。メンテナンスなんて自分で出来ないのでショップに作業を依頼する。交換するものの費用以外に工賃が必要で結構な出費になることは分かっている。
で、色々考える。安くできる方法はないものだろうか?工賃の安いショップを探すのもいいけど安いにはそれなりの理由があるだろう。あとはできる範囲で自分でやってみるか・・だ。
自分の場合
もともと機械いじりに興味があって色々やりたいのだけれどもどうやっていいかわからなかったので、ショップでの整備を見ていたり人から話を聞いたり、インターネット時代になってからはパソコンで調べたりしながら整備をするようになった。初めは経費削減のつもりで始めたことが、いつしかそれが楽しくなってしまっているという顛末。
有難いことに今乗っているバイクたちについては、できるところは自分で整備するのでメンテナンスにかかる費用は、ほぼ消耗品代のみ。とはいえ費用がかかることには違いないので家族の理解(ほとんど諦め)が必要かと・・。
1台のバイクと長い付き合いをしたいと考えるなら自分でメンテやってみるのもいいかもしれない。洗車する時などここの部品外したら綺麗にできるのに・・なんて思ってしまったら、それはバイクメンテを始める入り口。インターネットを検索してどうやって外すんだ?工具は何を使うんだ?みたいな感じで少しづつ取り組んでいけば面白い。
私の考え
バイクに乗り続けるということ・・・
いつも誰か(ディーラー)に何から何まで整備してもらったバイクに乗るのもいいけど乗るだけだったらそのうち飽きる。自分のバイクどこがどうなってるのか全く分からずある日突然そろそろオーバーホール必要ですね〜なんてバイクショップで言われたらほんとかよ!なんて思ったりする。新型発売されたらそっちに目がいく。コロコロ買い換える人がいることで経済が回っていいこともあるが・・それって自分が乗りたいからだろうか?みんなにすごいねって言ってもらいたいから?誰のためにバイクに乗ってるの?かっこいいと思ってもらいたいから?周りは自分が思っているほど人のことは見ていない。すごいバイクに乗ってもすごい人にはならない。自分の好きなバイク自分の好きなようにいじって乗ったらええやないの。他人さんはなんでそのバイク乗ってるの?って思うが、大きなお世話やほっといて。バイクのある生活、バイクに乗ることが生活の一部。バイクを日常的に整備する。暖かくなったらエンジンオイル変えようか。一緒にプラグも変えないとね・・もうそろそろタイヤ交換時期だな・・そろそろあちらこちらグリスアップしてやろうか・・。
自分のバイク、面倒見れるところは自分でやってみたらまた違う世界が広がる。
長くバイクに乗る・・肩の力を抜いてバイクと付き合う。一生付き合えるバイクに巡り合うのは難しいかもしれない。自分がそう決めればいいのか・・でも先のことはわからない・・決めたわけではないが結果として長い付き合いになっている場合もある。腐れ縁・・。
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