外車のカブとカブ2台で泉南ウマイもの巡り
タイカブ125Xを新たに購入したS氏からおいしいキャベツを買いに行こうとお誘いがあった。
大阪は泉南地方で栽培されている松浪キャベツだ。生でも良いけど火を入れると一層美味しく、お鍋やお好み焼きにおすすめとのこと。
そして12月の某日、広域農道柿の茶屋で待ち合わせることになった。
予定としては・・・
農産物直売所”こーたりーな”で目的のキャベツを、そしてVespaの修理レストア販売を手がけるガソリンスタンドへ寄って、南海泉佐野駅前商店街を散策。チーズナンが美味いカレー店で昼食の後は東岸和田まで足を伸ばしてパリパリチーズ、塩パンなどゲッツ。犬鳴山温泉の元湯でまったりするというツーリング。
待ち合わせ場所
広域農道沿いの柿の茶屋でみかんやら柿やらを買っていると、ナラシが終わってから間もない125XでS氏到着。ピカピカ新車である。
国産カブと大きく違うところはタンデムシート、それとしっかりしたタンデムステップとブラケットがある(3人乗りを想定?)。サイレンサーの形状も違うな〜、国産カブに取り付けは厳しいみたい。そしてスイングアームが長い様でリヤフェンダー形状が違う。リヤサスはプリロード調整機構無し、取り付けは寝かし気味。
リヤフェンダーあたりの違いは2台並べて初めてわかる感じだ。
お店の開店時間に合わせて出発
柿の茶屋から広域農道を西へ。犬鳴山(県道62号線)を越えて途中府道247号線へスイッチして泉佐野市へ。まずは”こーたりーな”で野菜をば。開店直後にもかかわらず駐車場はほぼ満車、店内もなかなかの人。そして松浪キャベツは売り場に所狭しと大盛りで販売。他にも色々野菜があってなかなか魅力的だったりする。今回はすでにみかんと柿を買ってしまっているので他の野菜は我慢してキャベツ+αで・・。
カレーの前に
農産物直売所から海側へ走ること数分。S氏がガソリンスタンドへ入って行くので、”えっ給油すんの?”って思ったらそこはVespaのお店だったりする。「昼食までちょっと時間早いから・・」などとS氏は言っているが、俺を泥沼引き込もうとしているのか、さりげなくVespaの説明などを始める。
一見分離給油の方が扱い易いのかと思いきやそうでもないようだ。新しいうちは良いが古くなってくると樹脂製のオイルタンクが割れることがあるらしい。そうなるとまあ大変、中はオイルでベトベト大惨事。そしてオイルは混合(ガソリン給油時に直接混ぜる)の方が安心できるとのこと。機械トラブルでオイルの供給が不十分になったりしたらエンジン焼き付きという憂き目に・・。
「ほ〜〜〜そうなんだ〜〜」って、どこか本気になりかけている自分がいたりして。
さらには「この人(俺)にVespa売りつけたってください」などど店長に言っているS氏だったりする。
カレーのお店は・・
Vespaショップから泉佐野駅前商店街までは目と鼻の先。商店街にバイク停めるのもなんなんで、カブ2台を預けて歩いて行くことにした。
商店街ではまず揚げたて”てんぷら”をゲット。その場でビール飲みながら食ったら最高って感じ。そしてアーケードを抜けて行き・・S氏は途中できゅうりのぬか漬けをゲット。良く知ってる人しかわからんアイテム。
ビビットな色
が目に入ったらそこはカレー店。おすすめはチーズナンセット。ナンのおかわりは自由だが2枚目以降のナンはノーマルナンである。それぞれ1枚づつおかわりして腹ぱっつんになる予定だったが最初のチーズナンが思いの外ボリューミーだったので、おかわりは1枚を半分づつとした・・。
ちなみにチーズナンセットにはサラダ&ドリンク付きで辛さもお好みで選べる。
お味の方は・・自分としては好きなカレー。気になる方は一度食べてみてくださいな。
この日は結構暖か散歩日和。Vespaショップまで歩いて戻るのは気持ち良し。カレー腹ぱっつんの腹ごなしにもちょうど良い。
ショップにお礼を言いつつ出発
さて今度はJR東岸和田駅前にあるパン屋カフェキャトルさんへ。S氏曰くパリパリチーズと塩パンが最高だとか。売り切れの可能性があるので予約を入れてもらった。海側からちょっと中に入って府道30号線を北上。そんなに時間がかからずパン屋さんに到着。
外見はこじんまりとした印象のお店だがイートインもあってメニューも豊富。これまた和歌山からちょっと遠いが・・・場所はわかってるんでまた来ようか。そして帰ってから食べたパリパリチーズと塩パンはおすすめだけあって美味しゅうございました。他にも数点買って帰ったがどれもいい感じであった。それと、小さいパンがリーズナブルな価格であるのが良かったですね〜。ちょっと食べたい時なんか最高。
仕上げは温泉で
ということで元来た道を再び犬鳴山まで戻ります。
目指すは犬鳴山温泉 元湯温泉荘/山乃湯。名前の通りそこは犬鳴温泉の元湯らしい。ところが建物の外観はどう見ても廃墟にしか見えんし、入り口も初めての人にはよくわからない。入り口の札を見て営業していることがわかる。
そして駐車場には廃車が数台、お客らしい車もあるものの中に入ったならば自分たち以外に客は無し。ということで秘湯のような(いや秘湯や)温泉でまったり温まることしばし。調子に乗ってのぼせてはいけないのでそこそこで上がることにする。
温泉から山を越えて再び広域農道へ。S氏とはそこでお別れである。
午後は3時過ぎに帰着。この走行距離は140kmほど。
昼間は暖かだったけど午後3時ごろになるとちょっと肌寒い感じの日。
市街地に山間温泉、カブでこんなツーリングもいいもんだ・・。
って、いつもカブで出かける原付二種友の会(通称ピンクツー)はいつもこんな感じなんよな〜。
追伸
最近まわりで大型バイクを売却して原付二種オンリー(数台持ってたりするけど・・)とする人達が増えてる。ちょっと前までは大型バイク花盛りだったがそこまでデカいの必要ないのよ。ヨーロッパみたいに高速道路で国を跨いでツーリングなんて所ではアリかもしれないが、制限速度の低い日本じゃどうなのよ?って感じ。何よりもお年を召して、でかいバイク乗り回すのもなぁ〜ってなって、小さいのにシフトしていっている。
実際市場にも125ccクラスがたくさん出てきてるしね〜(でもやっぱりカブが良い)。
これからバイク事情はどんな感じで変化して行くのでしょうね〜。
なんやかんやで原付二種(125cc)ちょいと飽和気味だったりして・・。