No.17 コミュニケーション・スキルは、使ってこそ
質問者:コミュニケーションのセミナーを受けて以来、自分なりの変化は感じている。だけど、同じクラスの人のように、生活や仕事が激変するほどではない、30代半ばの男子。
Q:同じセミナーを受け、自分も習ったことを使っているはずなのに、変化は小さい。その違いは、どこにあるのでしょうか?
A:コミュニケーションのスキルは、いろんな局面で、何かを切り抜けるのに役立ちます。
普通の人だったらクレームを言っても相手にしてもらえない、交渉に負けるだろうな、という場面を突破する経験を、私自身が山ほど積み重ねてきました。
例えば、新幹線の自販機で切符を買ったのにチケットが出てこないとき、警察官に違反で止められたとき、空港でのトラブルでスムーズに手続きが進まないとき。
こんなとき、私にはコミュニケーションのスキルがあるから、納得できるまで、やり取りできます。最終的に、相手は何も反論できなくなる。
その都度、コミュニケーションって大切なんだな、と感じました。
そんな経験に裏打ちされたスキルをセミナーでは伝えているんですから。
それなのに目に見えて変化していないのは、学んだコミュニケーション・スキルを教室だけにとどめてしまって活用していないから。
コミュニケーション・スキルというのは、実用のスキルなので、教室の中だけで教えたり教えられたりするものではないのです。
実際に使ってなきゃダメなんです。
受講後に人生が激変したのは、習ったことを日常で実際に使っているから。
人生があまり変化していないなら、習ったことを使い足りないのです。
答えを聞いて、質問者からひとこと:
反論したかったのですが(笑)、深く納得してしまいました。使っているつもりで、足りない、というのは耳に痛いですが、変化が目に見えるまで、もっと使います!