No.68 若いときの苦労は、買ってでも?
質問者:親ばかりでなく、まわりにいる年上の人たちは、将来にかなりの不安をもっているようです。
そんな様子を見てると、こっちまで、ますます不安になってきます。
だから、がんばらなくては、と思うのですが、どうしても周りの目線が気になって、浮きそうな行動は避けてしまうのが悩みの20代女子。
Q:先生ほどの大成功は望みませんが、将来、あまり不安を感じなくてすむ方法があるんだったら、知りたいです。
教えてもらえるでしょうか。
A:「若いときの苦労は買ってでもせよ」という、ことわざをご存じでしょうか。
今のあなたに贈りたい言葉は、これです。
ここでも何度かとりあげましたが、これからは「風の時代」と言われて、今は、苦労は避ける生き方が推奨されています。
ですが、私の持論をいうと、27歳までに何かを突破する経験をしなかった人は、その後の人生において、常に、逃げの行動になってしまうのです。
私の知る範囲では、例外はほとんどありません。
もちろん、しなくてすむ苦労をする必要はありません。
ですが、何かを成し遂げたいと思って努力するとき、最初から、なにもかもうまくいくことなどありえません。
ということは、苦労を避けようとするならば、自分のやりたいことを達成したいとチャレンジするのを避けることになります。
これで満足のいく人生が、送れるでしょうか。
若いときにチャレンジしなかった(できなかった)人が、年齢を重ねてチャレンジできるようになるのは、まれです。
せっかくの若さをムダにしないよう、苦労は買ってでもしてみてください。
きっと、後に、若い頃の自分に、しみじみと感謝する時が来ますよ。
質問者からひとこと:
ことわざはあまりよく知りませんが、これは聞いたことがある気がします。
そして、成功者と言われる人にそう言われると、でした。
先生に教えてもらった「27歳」というのだけは、忘れないように過ごしたいです。