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No.89 恩人や上司(CPタイプ)を怒らせてしまったら? その1
質問者:先日、恩人への対応を誤ったために、大事なつながりと仕事の両方を失った方の話がありました。
自分も営業職なので、身につまされる30代男子。
※CPと聞いて、??となった方は、先に、コミュニケーション・タイプの無料診断「サーチ・ミー」か、『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』をご覧くださいね。
Q:先生は、コミュニケーション・タイプを理解するための「サーチ・ミー」の開発者であり、また、ご自身も会社経営をされています。
そこで、怒っている恩人や上司に、どう対応すればよいか?ご指導ください。
A:決裁者、恩師・恩人であることの多いCPタイプを怒らせてしまったときの対応のポイントは、2つだけです。
まずは、ひとつめから。
CPタイプの怒りをなだめるためには、唯一、といってよい方法があります。
なんだか、わかるでしょうか?
それは、ずばり「もの」です(笑顔)。
CPタイプは、こう考えているからです。
・行動するのに、「もの」なしに、ただ行ってもしょうがない。
その理由は、
・気持ちを託せるのは、「もの」しかない
(だから「もの」は大事)と思っているから。
・義理人情に生きるCPタイプは、儀式めいたものを大切にしています。
・昔から、何かあったら、中身はなんであれ、身を正して菓子折りを携え、謝りに行く、というではないですか。
昔の武士は、たいがいCPタイプでしょう?
ここで、「もの」の役割は何だろう?と考えてみてください。
実は、CPタイプは、怒ったものの、その怒りをどうやっておさめようか、「きっかけ」を探しています。
だから、ひどく怒って怒鳴っていても、「もの」を差し出せば、「きっかけ」をつかめてホッとし、いったん抜いた刀も、するすると元のさやにおさめることができるのです。
では、「もの」は、どんなものを選べばよいか?
それについては、後でお話しいたしますね。
質問者からひとこと:
お話を聞いて、「もの」の大切さがよくわかりました。
それゆえ、これを選び間違えると、もう一度、怒鳴られそうな予感がします。
「もの」選びのコツも、ぜひお聞きしたいです。
「もの」は、怒りをおさめるきっかけを作ってくれる大事なツールだった。
では続きは、次の記事でお話ししますね。