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【Vol.2】 視察レポート 〜リニア中央新幹線視察~

はじめに

皆さん、こんにちは。日本維新の会 関東学生部代表を務める高校2年生、Frank Aramoto です。今回は、先日党の事務方として同行させていただいた「リニア中央新幹線視察」について、レポートをお届けします。

本視察は、党職員の方々のご厚意により、インターン生として参加させていただく機会を得ました。しかしながら、視察費用はすべて政党交付金(元々は国民の皆様からの税金で成り立つ資金)から賄われているようです。

つまり、私は国会議員でも党職員でも党員でもない立場でありながら、税金を原資とする政党交付金を用いて視察に参加したことになります。そのため、本視察での業務や得られた知見について、責任をもって透明性のある情報発信を行うべく、本レポートを作成しました。
ぜひ最後までご覧ください!!



1. リニア中央新幹線視察の行程について

今回の視察の行程や費用については、足立康史衆議院議員がX(旧Twitter)のポストで公開していますが、改めて私の方からも説明させていただきます。以下に貼り付けておきます。

2023年8月24日(木) 視察当日の流れ
・10:20頃
国会議事堂内、日本維新の会 国会対策室(控室)に到着。インターン業務の一環として、視察出発までの間、国会見学者の対応や視察準備を担当。

・11:20頃
維新の国会議員が続々と控室に集合。視察で利用する弁当やお茶などを準備し、党職員の方とともに国会正面(衆議院側)へ移動。バスに乗車して最前列に座り、乗車する国会議員へ弁当とお茶を配布。

・11:40頃
国会議員16名、職員4名(私を含む)、計20名がバスに乗車完了。バスは出発し、高速道路へ。移動中におむすび弁当をいただく。

・13:10頃
神奈川県相模原市・橋本駅付近にある神奈川県駅(仮称)の工事現場に到着。現場担当者より工事の概要説明を受ける。

13:35頃
工事現場を実際に歩いて視察。作業の様子や工事の進捗、現場周辺の状況を確認。特に盛土の安全性について重点的に視察。

・13:55頃
国会議員・職員ともにヘルメットを着用し、トンネル掘削現場、駅舎予定地、ホームや線路の位置を確認。その後、バスで山梨のリニア実験センターへ向かう。途中、談合坂サービスエリアで5分程度の休憩を挟む。

15:20頃
山梨県立リニア見学センター
に到着。JR東海の担当者より、リニア中央新幹線の概要説明(車両の特徴、路線ルート、メリット、運用に向けた課題など)を受ける。

・16:05頃
リニア新幹線車両の外観を視察。目の前で実際に走行する様子を間近で確認。国会議員とJR東海の担当者による質疑応答を実施。

・16:15頃
リニア中央新幹線に試乗
。研究センター職員から説明を受けながら、実験走行区間を約2往復試乗。

・16:50頃
試乗終了後、改めてリニア車両について説明を受ける。その後、国会議員とJR東海社員・研究センター職員との最後の質疑応答を実施。

・17:10頃
記念撮影を行い、山梨県立リニア見学センターを出発。

・19:00頃
交通事故による渋滞に巻き込まれつつも、途中でサービスエリア等に立ち寄ることなく、無事に国会議事堂へ到着。国会議員は各自議員会館へ戻り、私は党職員の方々とともに党控室へ。視察に関する報告を行い、諸々の片付けを済ませた後、帰宅。


2. リニア中央新幹線視察で得た学び

リニア中央新幹線は、品川駅から名古屋駅(将来的には大阪駅)を結ぶ、超伝導リニア技術を用いた次世代の高速鉄道です。今回の視察を通じて、その仕組みはもちろん、線路ルートや駅の配置、車両の整備方法、災害時の対応策、そしてJR東海が進める各種の取り組みについて学ぶことができました。

・リニア開業による経済効果

特に注目すべき点として、リニアの開業がもたらす停車駅周辺の経済効果が非常に大きいことが挙げられます。現在、新幹線「のぞみ号」を利用して東京~名古屋、新大阪間を移動する乗客の多くは、今後リニアへ移行すると見込まれています。この変化に伴い、「のぞみ号」の本数を削減し、「こだま号」や「ひかり号」を増便することで、これまで「のぞみ号」が停車しなかった駅への国内観光客やインバウンド需要の増加が期待されています。結果として、地域経済の活性化にもつながると考えられています。

・日本の技術力を世界へ

また、日本のリニア新幹線は「世界最速の高速鉄道」として認定されており、その運用開始は日本の技術力を世界に発信する絶好の機会となるでしょう。世界最速の鉄道が実用化されることで、日本の交通インフラ技術の高さが改めて評価されると同時に、世界中の鉄道ファンや技術者がリニアに乗るために訪れることも予想されます。

・静岡県内での敷設問題

しかし、リニアの運用開始に向けては、依然として重大な課題が残っています。その最たる例が、静岡県内でのリニア線路敷設の認可がいまだに下りていないという点です。

静岡県知事や一部の市民団体は、「大井川の水源を守るため」としてリニアの線路敷設に反対しています。これに対し、JR東海や環境省、国土交通省、さらには隣接する山梨県・長野県、地元住民らは、大井川の水資源を保全しながらリニア建設を進めるための対策を長年にわたり協議し、8年の歳月をかけて具体的な敷設案を提示しました。しかし、静岡県知事はこの案を受け入れず、依然として計画は停滞しています。

この問題は、経済発展と環境保護のバランスをどう取るかという、日本のインフラ政策の根幹に関わる課題であり、政治の場での解決が求められています。今後もその動向を注視していきます。

・リニアの乗り心地について 

そして、今回の視察を通じて皆様に特にお伝えしたいのは、通常の新幹線とリニア新幹線の乗り心地には大きな違いがないということです。世界最速の高速鉄道という未知の乗り物であるため、不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、実際に乗車してみると、多少の耳詰まりを感じる程度で、身体的な負担はほとんどありませんでした。


3. 最後に一言

リニア中央新幹線の開業は、日本の鉄道網に大きな変革をもたらし、私たちの移動の概念そのものを刷新する可能性を秘めています。未来の交通インフラを担うこの技術が実用化されることで、日本の鉄道はさらなる進化を遂げるでしょう。開業の暁には、多くの方にリニアを体験していただき、その圧倒的な利便性と快適さを実感してほしいと願っています。

拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。学生の本分である勉学や部活動との両立もあり、更新が滞ることもあるかもしれませんが、自分のペースで発信を続けてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

X(旧Twitter)では、ほぼ毎日投稿を行っております。フォロー・いいね・コメントをいただけると大変励みになりますので、ぜひご覧ください!!

本日はこの辺で締めくくりたいと思います。引き続き、ご指導・ご鞭撻のほど、またコメントでの応援をよろしくお願いいたします。

Frank Aramoto

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