新四国成田八十八カ所霊場の巡礼
幼稚園年中頃か、幼いとき、祖母が亡くなった際に、
父と一緒に自転車をこぎながら(後ろに乗りながら?)、お地蔵さんに御札を貼って回る記憶を思い出した。頭の中で思い出すと、白黒の記憶の中で、田町のお地蔵さんがある場所で、風車の色だけカラフルに輝きを放つ光景だ。
父が亡くなって事後処理を進めている中で、ふとそんな幼少の光景を思い出し、
ネットで検索してみるがそれらしきものは見当たらない。お墓前りにいって近くのお地蔵さんを見ると、今でも戒名がかかれた御札を貼られていたため、お墓を管理されている方に伺ってみる。
管理人さんから「多分これじゃないかな」と渡されたものは、
「新四国成田八十八カ所霊場の巡礼」と書かれた、大分前に成田山から発行された書面だった。
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成田山に確認をした所、以前は、法要として取り仕切られていたようだが、今は成田山としては取り仕切っておらず、以前の風習が残り、当時を経験された人たちが個人で行われているとのこと。
今から33年程前。44歳くらいの父が何を思い、何を考えて巡礼を行なっていたのか。そして、今の自分自身がそれを行った際に、どんな感情になって、何を考えるのか。答えのない答え合わせをすることに、とても興味を持った。
巡礼の意味は、遺族が四十九日忌までに、大師尊像に戒名を張り歩き、その後も回忌毎に巡礼し、追従する供養をお祈りする信仰、風習のようだ。
これを機会に、ダイエットも兼ねて子供達と新四国成田八十八カ所霊場巡礼を実施してみようと思う。