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【登山記録】石川県低山シリーズ5:石動山

2022年12月10日、能登半島のほぼ真ん中、中能登町の石動山(せきどうざん)に登ってきました。

冬の北陸は晴れの日が少ない。12月に入ると、曇りか雨の日が圧倒的に多くなる。晴れ間は1日の中でほんの1時間くらいで、あとはほぼ雲に覆われているような気候になる。
あと、海流と地形の関係で雷が発生するのも特徴の一つです。冬に雷が鳴るのは、世界広しといえどイギリスと日本の北陸だけだそうです。

そんな中、久しぶりに晴れの日ができたので行ってきました。おそらく、石川県では2022年内の最後の登山になろうかということで。

金沢からのと里山海道を通って千里浜インターチェンジで降り、あとは進路を東にとって中能登町へ。
山道に入り、その先の石動山資料館が今回のスタート地点です。

駐車場
左の建物が石動山資料館。

ここで少しだけ豆知識です。石動山は、一説には名峰白山を開山した泰澄大師が開いた山で、古くから山岳信仰の場として修験者の修行の地になっていたらしく、今も宿坊(お坊さんたちの宿舎)の跡が残っていて、国の史跡にも指定されています。また、室町時代には守護細川氏の領地でもあり、城もあったそうです。

かつて宿坊があった区画。
伊須流岐比古神社

さて、登山開始。資料館脇の駐車場から来た道を少し戻り、「史跡石動山」から歩き出します。
前回登山したのが10月の終わりなので、今回はハイキングというか、リハビリのような気分で歩いてました。

登山口

登っていくと行者堂というお社に着きます。
行者といえば役行者ですが、この石動山でも修行していたようです(どこでも行ってんなあの人)。

行者堂

かつてあったと思われる史跡を眺めながら登山道を進みます。

火の宮跡。なんもない。
ブナ林。能登半島では珍しいそうです。

歩き始めて20分ほど、あっという間に石動山頂上、標高564m。
頂上を示す看板や三角点は一切なく、大御前というお社がその代わりになっています。

大御前。

東に歩いて、畠山氏が居城にしていたという石動山城跡へ。

石動山城跡。かろうじて木の看板があるのみ。
道は程よく整備されていました。

もうちょっとだけ足を延ばして展望台へ。

展望台
展望台から北から西側、石動山頂上。その向こうは日本海。
東側、富山湾方面。

満足したので下山。
全部で1時間かからないくらいでした。

ふもとにある大宮坊
下山してきたところ。お疲れ様でした。


帰り道、宝達志水町にできた無印良品をチラ見しました。なんと能登半島初出店だそう。

無印良品宝達志水店

11月にオープンしたばかりで、店内はまだ木の香りがしました。
帰りは来た道を辿って帰宅。

とりあえず、年内の石川県登山はこれにて終了。年末はいつも長野あたりの冬山に登るのですが、冬用のシューズが壊れてしまったため今回はなし。
大阪に帰って金剛山に登る予定です。

石川県は低山もこれからは雪が多くなりますが、冬季も天候が許す限り登っていきたいと思います。

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