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Foot Prints

ある夜、わたしは夢を見た。
わたしは、 主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。どの光景にも、砂の 上にふたりのあしあとが残されていた。
ひとつはわたしのあしあと 、 も う 一 つは主のあしあとであった。

これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた 。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。

このことがいつもわたしの心を乱していたので、わたしはその悩みについて主にお尋 ね し た 。
「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、 わたしと語り合ってくださると約束されました。それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、ひとりのあしあとしかなかったのです。いちばんあなたを必要としたときに、 あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、わたしにはわかりません。 」

主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
わたしは、あなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試みの時に。
あしあとがひとつだったとき、
わたしはあなたを背負って歩いていた。」

One night I dreamed a dream.
I was walking along the beach with my Lord.
Across the dark sky flashed scenes from my life.
For each scene, I noticed two sets of footprints in the sand,
one belonging to me and one to my Lord.

When the last scene of my life shot before me I looked back at the footprints in the sand.
There was only one set of footprints.
I realized that this was at the lowest and saddest times
in my life.

This always bothered me and I questioned the Lord
about my dilemma.
"Lord, you told me when I decided to follow You,
You would walk and talk with me all the way.
But l'm aware that during the most troublesome times of my life there is only one set of footprints.
I just don't understand why, when I needed You most, You leave me."

He whispered,
"My precious child,
I love you and will never leave you
never, ever, during your trials and testings.
When you saw only one set of footprints
it was then that I carried you."

マーガレット・F ・パワーズ
translation copyright(C) 1996 by Pacific Broadcasting Association


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