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20240403の夢/プレハブ更衣室

遅刻だ。どんなに急いでも始業には間に合わない。いちばん近いバス停へ向かっていたつもりだったのに、気がついたらなぜかずっと遠くのバス停に向かっている。まぁいいか、どうせ間に合わないんだし、と思い直してそのまま進む。自分の出番に間に合えばいいのさ。

急いで出てきたので着替えを持ってきていないことに気づく。でも大丈夫。通勤路の途中にプレハブの更衣室があるから。そこに予備の着替えがあるはずだ。二階建てのプレハブの階段をカンカン鳴らしながら上がる。中はカーテンが引かれていて薄暗い。ロッカーを開きワイシャツを取り出す。ふだんろくに使ってないからもうすっかり丈が短くなってしまった。ないよりマシかと思い着替え始める。

何気なくカーテンを開くと小さな川沿いで、向かいにマンションが目の前に建っている。そちらもカーテンが開いていて、部屋の中がまるみえだ。並んだ二部屋をうっかり見てしまうが、どちらも薄着の男性が視界に入り気まずくなって目をそらす。更衣室のカーテンを閉め直して外に出ようとすると、土方らしき人々が入ってくる。そっか、ここ共用なんだっけ……と思いながら職場へ向かう。

途中、後輩といっしょになり、遅刻仲間かと思って一瞬安堵しかけるが、「遅刻?」と聞いたら「自分、今日遅番っす」と返ってきてまた失望する。

職場につくと、みんなが集まっている部屋には向かわず、ロッカールームに直行。身だしなみを少し整えて、ぼくの〈戦場〉へ向かった。

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玻名城ふらん(hanashiro fran)
ちゅーる代