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「#家の盤全部聴く」No.201~カルロス・クライバーのニューイヤーコンサート、フリッチャイ指揮の第9、インマゼールの鱒&アルペジオーネ・ソナタ他

#家の盤全部聴く 」No.201です。
 今回は、カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルによる「ニューイヤー・コンサート1989&1992」と、フリッチャイ指揮ベルリン・フィル他による、「ベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱》, 《エグモント》序曲<タワーレコード限定>」ジョス・ファン・インマゼール他による「シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」 アルペジオーネ・ソナタ ほか」の3盤を紹介します。
 写真はすべて、所有盤のものです。

ニューイヤー・コンサート1989&1992

 通常CD3枚組。
 ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートは、この盤とカラヤン指揮の1987年のがあれば、ある意味十分かもしれません。
 1989年、1992年のニューイヤー・コンサート、どちらもTVでリアタイ視聴していました。やはり、これを凌ぐニューイヤー・コンサートは未だにないような気がします。CDでも十分楽しめますが、可能であれば、DVDで視聴した方が、その素晴らしさがよくわかると思います。
 2025年のお正月以降、よく聴いたCDの一つです。
 オススメ度 ☆☆☆☆☆

ニューイヤー・コンサート1989&1992(表)
ニューイヤー・コンサート1989&1992(裏)

【曲目】
1.<ニュー・イヤー・コンサート1989>
J.シュトラウスII世:加速度ワルツ Op.234
同:田園のポルカ Op.276
同:ワルツ《わが家で》Op.361
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《とんぼ》Op.204
J.シュトラウスII世:《こうもり》序曲
同:ワルツ《芸術家の生活》Op.316
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ《風車》Op.57
J.シュトラウスII世:ポルカ《ハンガリー万歳!》Op.332
同:ポルカ《クラップフェンの森で》Op.336
同:ワルツ《春の声》Op.410
ヨハンII世&ヨゼフ・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
J.シュトラウスII世:《騎士パズマン》のチャールダーシュOp.441
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ《おしゃべりなかわいい口》Op.245
同:ジョッキー・ポルカ Op.278
J.シュトラウスII世:ワルツ《美しく青きドナウ》Op.314
J.シュトラウスI世:ラデツキー行進曲 Op.228

2.<ニュー・イヤー・コンサート1992>
ニコライ:《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
J.シュトラウスII世:ポルカ・マズルカ《町といなか》Op.322
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ《オーストリアの村つばめ》Op.164
J.シュトラウスII世:ポルカ《観光列車》Op.281
同:《ジプシー男爵》序曲
同:ワルツ《千一夜物語》Op.346
同:新ピッツィカート・ポルカ Op.449
同:ペルシア行進曲 Op.289
同:トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
ヨゼフ・シュトラウス:《天体の音楽》Op.235
J.シュトラウスII世:ポルカ《雷鳴と電光》Op.324
同:ワルツ《美しく青きドナウ》Op.314
J.シュトラウスI世:ラデツキー行進曲 Op.228

【演奏】
カルロス・クライバー(指揮)、ウィーンPO
【録音】
1.1989年1月1日 2.1992年1月1日
以上ムジークフェラインザール,ウィーン(ライヴ)

https://tower.jp/item/1590103

ベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱》, 《エグモント》序曲<タワーレコード限定>

 SACDハイブリッド盤。
 冒頭に、「エグモント」序曲が置かれ、その次に「第9」が来ます。
この「エグモント」序曲、改めて聴くと、「なんとカッコイイ曲なんだろう!」と改めて思わされました!
 フリッチャイのベートーヴェン「第9」は、あらゆる「第9」の盤の中でもたぶんトップ10に入れたいほどの出来栄えです。第4楽章の「O Freunde…」は、フィッシャー=ディースカウが歌っています。この部分は、今までに聴いたあまたの「第9」の中で、疑いなく頂点、別格だと思います。
オススメ度 ☆☆☆☆☆

ベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱》, 《エグモント》序曲<タワーレコード限定>(表)
ベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱》, 《エグモント》序曲<タワーレコード限定>(裏)

【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
1. 劇音楽《エグモント》序曲 作品84
2. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》

【演奏】
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)/モーリン・フォレスター(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊 (以上、2)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

【録音】
1957年12月28日-1958年1月2日&4月(2)、1958年9月29-30日(1) ベルリン、イエス・キリスト教会

【原盤】
Deutsche Grammophon

https://tower.jp/item/4627065

シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」 アルペジオーネ・ソナタ ほか

 通常CD。
 古楽系の「ます」&「アルペジオーネ・ソナタ」としては、おそらく最高峰ではないでしょうか?(とはいえ、この2曲に関しては、大した盤数を聴いていないのですが・・・)
 何でこの盤を取り上げようと思ったかというと、3月に、ESOTERICのSACDで、ロストロポーヴィチ&ブリテンによる、「アルペジオーネ・ソナタ(他)」の盤が出るからです。買うべきか、買わざるべきか、それが問題だ・・・?


 アルペジオーネ・ソナタは何度も聴いていますが、それほど夢中になって聴いた、ということはないです。
 一応、「買う」方に傾いていますが・・・

 この盤(今回紹介しているインマゼール盤)では、やはり「ます」の方がオススメです。古楽器臭よりも、音楽する悦びの方が勝っています。
 曲目、演奏者は写真参照。
 なお、現在廃盤状態のようです・・・
 オススメ度 ☆☆☆☆

シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」 アルペジオーネ・ソナタ ほか(表)
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」 アルペジオーネ・ソナタ ほか(裏)


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てんてん《TenTen》
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