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「#家の盤全部聴く」No.199~サー・クリフォード・カーゾン(P)によるモーツァルトのピアノ協奏曲集3盤とブラームス:ピアノ協奏曲第1番他
「 #家の盤全部聴く」No.199です。
今回は、イギリスの名ピアニスト、サー・クリフォード・カーゾン(Sir Clifford Curzon)(以下「カーゾン」と略記)による、モーツァルトのピアノ協奏曲集3盤と、ブラームスのピアノ協奏曲第1番他の盤を紹介します。
写真はすべて、所有盤のものです。
カーゾンは、名前は知っていたけれども、つい最近になってから、その素晴らしさに魅了されたピアニストです。
今回紹介する、ブラームスのピアノ協奏曲第1番の録音を聴いて、凄さに開眼させられました。
それから、入手できる限り集めてみました。そうして、モーツァルトのピアノ協奏曲3盤を入手しましたが、3盤とも、ピアノ協奏曲第27番が入っていました・・・
まずそこから語りましょう。
セル&ウィーン・フィル、ケルテス&ロンドン響、そしてブリテン&イギリス室内管。3つとも優劣つけがたいです。
あえて順位付けをするとしたら、ブリテン→セル→ケルテスの順です。
しかし、セル盤は第23番、ケルテス盤は第26番「戴冠式」、ブリテン盤は第20番とのカップリングです。3盤とも持っていて損はないと思います。
モーツァルト: ピアノ協奏曲第23番&第27番<タワーレコード限定>
ジョージ・セル指揮ウィーン・フィル。
通常CD。
オススメ度 ☆☆☆☆
![](https://assets.st-note.com/img/1737551310-PwAsi7JrdYfIcEbXVO8laWDQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737551310-OX3EKjV4vRhkNicnelauMqm7.jpg?width=1200)
【曲目】
1. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
2. 同:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
【演奏】
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョージ・セル(指揮)
【録音】
1964年12月7-10日 ウィーン、ゾフィエンザール
モーツァルト: ピアノ協奏曲第26番&第27番<タワーレコード限定>
イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団。
通常CD。
オススメ度 ☆☆☆☆
![](https://assets.st-note.com/img/1737551453-b6URDCmNpgdXWM5GAPBISE40.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737551453-1jTuR9r3KcVqBebGdHmi7y0P.jpg?width=1200)
【曲目】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537《戴冠式》
Piano Concerto No.26 in D major, K.537 "Coronation"
1 第1楽章: Allegro [14:10]
2 第2楽章: (Larghetto) [7:12]
3 第3楽章: (Allegretto) [9:45]
ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
Piano Concerto No.27 in B flat major, K.595
4 第1楽章: Allegro [13:42]
5 第2楽章: Larghetto [8:27]
6 第3楽章: Allegro [8:21]
【演奏】
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
Sir Clifford Curzon, piano
ロンドン交響楽団
London Symphony Orchestra
指揮:イシュトヴァン・ケルテス
Conducted by Istvan Kertesz
【録音】
1967年10月6-11日(第27番)、12月1-4日(第26番) ロンドン、キングズウェイ・ホール
モーツァルト: ピアノ協奏曲 第20番, 第27番<タワーレコード限定>
ベンジャミン・ブリテン指揮イギリス室内管弦楽団。
SACDハイブリッド盤。
SACDであることと、ブリテンの指揮が素晴らしいです!
3盤のうちどれか1盤なら、この盤をオススメします。
オススメ度 ☆☆☆☆☆
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![](https://assets.st-note.com/img/1737551842-5tbySMnqfKiseDLUPEIOY164.jpg?width=1200)
【収録曲】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
1. ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
2. ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
【演奏】
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
【録音】
1970年9月24、25日 サフォーク、スネイプ・モールティングス・コンサートホール
ブラームス: ピアノ協奏曲第1番; ベートーヴェン: 「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ, 他<タワーレコード限定>
ジョージ・セル指揮ロンドン交響楽団。
通常CD。
オススメ度 ☆☆☆☆☆
ブラームスのピアノ協奏曲第1番の名盤ベスト3にぜひ入れたい演奏です(他は、グリモー/ザンデルリンク、ブレンデル/シュミット=イッセルシュテット/ロイヤルコンセルトヘボウ管)
セルの指揮、冒頭はまさに「烈火のような」という表現がぴったりです。
この冒頭でノックアウトされてしまいました。
獰猛なオケに対して、平然と、けれども権威をもって(=決して負けていない)歩く賢者のような歩みのピアノ演奏がとても魅力です。カップリングのブラームス:間奏曲集の一部も実に魅力的で、もっと聴きたいぐらいです・・・
過去にSACD化されたことがあるそうですが、残念ながら入手できませんでした・・・タワレコさんでぜひ再SACD化を望みます!
![](https://assets.st-note.com/img/1737552444-2Gil5dubsXtwMLyHUjJP0nEv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737552444-EQzBponPIeqZiGUlfh8tgx0T.jpg?width=1200)
【曲目】
1. ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
2. 同:間奏曲 変ホ長調 作品117の1
3. 同:間奏曲 ハ長調 作品119の3
4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 作品35
【演奏】
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ロンドン交響楽団(1)
ジョージ・セル(指揮)(1)
【録音】
1962年5月30日、6月1日 ロンドン、キングズウェイホール(1)、 12月9、10日 ウィーン、ゾフィエンザール(2,3)、
1971年4月14-17日 スネイプ、モルティングス(4)
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![てんてん《TenTen》](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146856770/profile_d55b4cb40a046a9649b692fadd31f8ce.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)