一粒の麦(文語訳)の自作曲について
12:23 イエス答へて言ひ給ふ『人の子の榮光を受くべき時きたれり。
12:24 誠にまことに汝らに告ぐ、一粒の麥、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの果を結ぶべし。
12:25 己が生命を愛する者は、これを失ひ、この世にてその生命を憎む者は、之を保ちて永遠の生命に至るべし。
新約聖書 ヨハネ傳福音書12:23~25
ドストエフスキーの小説『カラマーゾフの兄弟』の冒頭に、ヨハネ福音書の12章24節が、エピグラフとして引用されている。高校生の時、『カラマーゾフの兄弟』を読み始めるにあたって、初めて目にしたこの聖句が、私にとって、新約聖書を本格的に読んでみようという気を起こさせた。そして、私は聖書を愛読するようになった。
それから数年後、洗礼を受けてクリスチャンとなった私は、あるきっかけで、聖書を読んでいるとその聖句が歌として頭に響いてくるようになった。
以来、20年以上、そうして与えられた曲を作曲ソフト(Finale)で書き留めてきた。
残念ながら、私には伴奏をつける能力はない。楽器を弾くのは苦手だ。ほとんど発表する機会もないまま、10年くらい前からは、作曲自体も止まってしまった。
2020年から、Twitter(現X)を始めてから、色々な方と知り合った。自分の趣味の領域である、クラシック音楽関係の投稿をしている方が、stand.fmというアプリを使って配信しているのを知って、「これなら私が自分で自作曲を歌って、投稿できるのでは?」という思いが与えられた。
私は10代終わり~20代のはじめに、合唱団に入っていた。また、教会で賛美歌を歌うのが大好きだ(今もそうだ)。最近では、コロナ禍の時から、家でカラオケをやるようになった。ほぼ毎週、カラオケの採点機能を使って、カラオケの高得点を目指して毎回10曲以上歌っている。得意な曲であれば、98点以上出すことが多い。
「主を賛美するために民は創造された。」詩編102編 19節 新共同訳より
せっかくいただいた賜物を、主を讃美するために用いたい、と思って、今回、歌ってみることにした。
私の声が、イエス様が語りかけているかのように聴こえてくるなら幸いだ。
Xでの投稿と、楽譜を添付した。
新約聖書文語訳ヨハネ12:24〜25に曲をつけた自作曲です。
— てんてん🎵《TenTen》🎶❤️ (@francesco1192) April 6, 2024
一粒の麦(文語訳) https://t.co/4hP95PG0Ja
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