テ・デウム(賛美の賛歌)※自作曲のX投稿と楽譜
ラテン語で"Te Deum"として知られる賛歌の日本語版に、曲をつけて自分で歌って、stand.fm及びXにて公開しました。
日本語のテキストは以下の通りです。出典は、カトリックの聖務日課である、『新しい聖務日課 教会の祈り』です。
なお、()は私がテキストから付け加えた句です。
賛美の賛歌(テ・デウム)
すべてのものの主、神よ、
あなたを たたえて歌う。
永遠の父よ、
世界は あなたを あがめとうとぶ。
神の使い、力あるもの、
ケルビムもセラフィムも
絶えることなく
高らかに賛美の声をあげる。
聖なる主、聖なる主、
すべてを治める神、
あなたの栄光は
天地をおおう。
ともに 声を合わせ、
あなたを ほめ歌う
救いを告げた預言者の群れ、
けだかい使徒と殉教者。
世界に広がる教会も
あなたを たたえる。
偉大な父、まことのひとり子、
あかしの力・聖霊を。
栄光に輝く王、
勝利のキリストよ、
とこしえに あなたは
父のひとり子。
すべての人の救いのために、
おとめから生まれ、
死にうち勝ち、
信じる者に神の国を開かれた。
父の右に座し、
すべてを さばくために、
栄光のうちに
ふたたび来られる。
とおとい血に あがなわれた
わたしたちを ささえてください。
諸聖人とともに
とわのいのちを喜ぶことができるように。
神よ、あなたの民を救い、
従う者を祝福し、
いつまでも
高め、導いてください。
(導いてください。)
日ごとに感謝をささげ、
世々に あなたの名を ほめたたえる。
わたしたちを きょうも、
罪から お守りください。
神よ、豊かなあわれみを わたしたちに。
あなたに寄り頼む わたしたちに。
あなたにかけた わたしの希望は
とこしえに ゆるがない。
ラテン語のテキストは使っていませんが、参考までに。
Te Deum laudamus:
te Dóminum confitémur.
Te aternum Patrem omnis terra veneratur.
Tíbi omnes Angeli,
tíbi Caéli et univérsae Potestátes:
Tíbi Chérubim et Séraphim
incessabili vóce proclámant:
Sánctus:
Sánctus:
Sánctus Dóminus Déus Sábaoth.
Pléni sunt caéli et térra majestátis glóriae túae.
Te gloriósus apostolórum chórus:
Te Prophetárum laudábilis númerus:
Te Mártyrum candidátus láudat exércitus.
Te per órbem terrárum sáncta confitétur Ecclésia:
Pátrem imménsae majestatis:
Venerándum túum vérum et únicum Fílíum:
Sánctum quóque Paráclitum Spíritum.
Tu Rex glória, Chríste.
Tu Pátris sempitérnus es Fílius.
Tu ad liberándum susceptúrus hominem,
non horruísti Vírginis úterum.
Tu, devícto mortis acúleo,
aperuísti credéntibus régna calórum.
Tu ad déxteram Déi sédes, in glória Pátris.
Júdex créderis ésse ventúrus.
Te érgo qaésumus, túis fámulis subveni,
quos pretióso sánguine redemísti.
Aetérna fac cum sanctis túis in glória numerári.
Sálvum fac pópulum túum Dómine,
et bénedic hareditáti túae.
Et rége éos, et extólle íllos usque in atérnum.
Per síngulos díes benedícimus te.
Et láudamus nómen túum in saéculum,
et in saéculum saéculi.
Dignáre Dómine díe ísto síne peccáto
nos custodíre.
Miserére nostri Dómine,
miserére nostri.
Fíat misericórdia túa, Domine, super nos,
quemádmodum sperávimus in te.
In te Dómine speravi:
non confúndar in atérnum.
「テ・デウム」と言えば、クラシック音楽愛好家としては、ブルックナーの作品を代表として挙げます。しかし、今回の作曲では、どちらかというと、ブラームスの交響曲第1番の第4楽章のエコーがなんとなくある感じです。
日本語版への作曲は、カトリックの典礼聖歌367番に、高田三郎による作曲が既にありますが、静的なイメージよりも、動的なイメージで私はこのテキストをとらえました。感謝です!
楽譜を公開します。
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