【黒テーマ】 最高の復讐

昨日はオンラインで『現実創造／意識の使い方セミナー』を開催しました。ご参加の皆さん、お疲れ様でした。

さて、セミナーの中で「人の不幸を願ったり、妬みの気持ちが強い人は、望みが叶いにくい」というお話をしたところ……

衝撃を受けた方が多かったようで、「ムカつくとか、ざまあみろと反射的に思っちゃんですけど、どうしたら？」という質問がでました。

セミナー終了後にも「自分に酷いことをした相手が、いま不幸になっているのを知って、ざまあみろと思ってしまう。なんなら、相手のより一層の不幸を願ってしまう」というメールをいただきました。

条件反射的に出てくる「ムカつく」への対処法は、セミナーでお話ししましたが、「自分に酷いことをした人の不幸を願う気持ち」については、ちょっと書いときますね。

これは………分かりますよぉ！
相手が依然として幸せそうにしていて、自分は幸せとは思えない状態だったりすると、引き摺り下ろしてやりたいと思う日もありますよね。私は代わりにクッションをボコボコにしたことがあるわ。（ごめん、クッション…）

実際、悪意を念として飛ばすことで、相手を害することってできるんですよ。バレずに数々の悪事を働き、多くの人を苦しめてきた人が、晩年に難病で長患いして亡くなったりするじゃない？

あれって、ブーメランのように自分が作り出したカルマが返ってきただけはでなく、その人を恨んでいる多くの人の念が取り憑いてるからだと思う。体が衰えてくると怨念に勝てないんだわ。こっわー。

源氏物語でも夕顔が六条御息所の生き霊に取り憑かれて亡くなるじゃない？
夕顔は完全にとばっちりで気の毒極まりなく、六条御息所は恨むなら光源氏を恨みなさいよ、ですけど、ああいうことは実際にあると思います。こっわー！

しかし、誰かを害するために念を飛ばすとか、その人の不幸を願えば、自分も同じ穴のむじなになってしまいます。願うだけでも、同じ穴のむじな。一緒に落ちてしまうので、結果的に自分も不幸沼にドボンってことです。

なので、しかるべき対処はすべきですけど、相手を呪う（不幸を願う）ことはしないほうがいいと思うんですよね。自分のために。

いずれ必ずその人は、自分のカルマを清算することになるわけで。
自ら蒔いた種を刈り取る時が来るわけですから、ほっとけばいい。相手と自分を繋いでいる意識のロープを引っこ抜いて手放して、意識から消しちゃうほうがいいと思う。

ま、それが難しいことは私も経験上、よくわかっておりますが、好ましい相手であろうと、嫌いな相手であろうと、その人を意識している限り、自分のエネルギーは相手に流れます。

エネルギーは意識しているほうから、意識されているほうに流れます。

で、普通は誰かに嫌われて「あいつ不幸になればいい」と呪われたら、調子を崩したりしますけど、なかには相手が自分に対する憎しみを抱えて苦しんでいることに喜びを感じたり、向けられた憎しみさえ「自分に対して関心がある♫」と解釈して、ますますパワーアップする人もいるわけだ。

そういう人は「エネルギーバンパイア」なんですけど。

だから、エネルギーバンパイアに対する最大の復讐は「意識から消して軽やかに生きること」なんですよ。ははは〜。

相手を憎み続けて、相手にエネルギーを与えることをせず、遠巻きにしていればいいと思う。いずれ勝手に自滅するから。この宇宙では誰でも全員、カルマのバランスと取らないといけないのでね。

そして、相手が不幸になったらしいという風の便りを聞いたら、一瞬フッと黒い微笑みを浮かべて、完全にそいつを意識から消し、いっそう晴れやかに羽ばたいて生きていきます。あはは〜！

意識されないってことは、エネルギーをもらえないってことで、他人のエネルギーを吸って生きていたエネルギーバンパイアは生きる術がなくなっちゃうけど、知ったこっちゃない。

愛の反対は憎しみ、とよく言いますが、私は愛の反対は「無関心・無反応」だと思う。

憎しみがある、というのは、まだ相手に対するわずかながらの愛情や関心が残っている状態で、エネルギー的にもつながったままです。

でも「アンタになんて、もうエネルギーはやらないよ」と、相手が存在していないが如くに無関心・無反応となったら、完全にエネルギーの繋がりが切れるため、もう取りつく術がない。
怖がらせることもできないし、動揺させることもできない。返ってきた自分のカルマを抱えて勝手に沈むだけ。

私はそれが最高の復讐なんじゃないかと思うのです。