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コピー用紙の裏を使ったら機械が壊れて情報が流出して会社が潰れた

いまだにエコの観点からコピーの裏紙を使うことを奨励している役所や企業が多い。しかし、これはリスクがいっぱい。

コピー機やレーザープリンタはもともと裏紙を使うことを前提に設計されていない。最近は、同じ機種での裏紙利用ができる物があるが、コピーの裏紙をレーザープリンタで利用すると必ず壊れる。逆も同じ。別の機械で出た裏紙を使ってコピーするのもダメ。

これは取り扱い説明書に書いているし、メーカもサポート外にしていることが多い。営業もそのことを伝えて販売するが、客は少しでもコストカットしたくて黙って裏紙を使用する。

私のボスがそうだった。彼は控えめに言っても頭がかなり悪い。世間の常識が通用しない人だった。そして裏紙利用を強要し、コピー機やレーザープリンタを私が在籍した11年の間に10台近く壊した。

そもそも裏紙を使ったところでエコにもならないし、コストカットも出来ない。逆に高いメンテナンス費用を払うことになる。
これだけならいいが、機密情報の流出というリスクが有る。ある会社では顧客リストをコピーした裏紙をうっかり第三者に渡して大きな代償を払った。
カネで済むならまだいい。今の時代、このようなミスで会社を潰すことだってある。

目先の数十銭をケチってすべてを失うなんてなんとも愚かなことだ。

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