無観客競馬の魅力
今年に入り、新型の疫病の影響で競馬は無観客で行われるようになった。
最初は違和感があったが、馬券はネットで買えるし、なにより馬が本来の実力を発揮できるのがいい。
私は1985年から競馬を見ているが、競馬場がうるさくなったのはアイネスフウジンが東京優駿を勝ったときの中野コール、そしてオグリキャップの出現による空前の競馬ブーム到来以降だ。
このような状態では、自身の力を十分に発揮できない馬がいる。
馬にとって勝つことは将来まで生き残る権利を得るが、勝てないと肉になる過酷な運命が待っている。
だから、どの馬も力が発揮できる今の無観客、あるいは入場制限をした競馬のほうが私は好きだ。
それに、静かな競馬場では馬の息遣い、蹄の音や騎手の駆け引きが聞こえるという。そういえば私が競馬ファンになった時はそんな感じだった。
これから入場制限が解けても、馬優先の姿勢で競馬を運営してほしいし、それを見守るファンも理解してもらいたい。