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素人の中古市場における誤謬

オークションサイトなどを見ていると、素人のプライシングに「なぜ?」と思うことがよくある。

一般的に商品は土地や金融商品などを除き、買った瞬間に価値は半減する。一戸建て住宅やマンションは半減こそしないが、価値が下がることには違いない。

しかし、オークションサイトに出品する人は中古の、それも何年も前の物に高い値段を付ける傾向にある。その商品をAmazonで買えば新品をその価格以下で買うことが出来るのに。それでも売買が成立することがあるのが不思議だ。
マクロ経済学の基本である「物の価格は需要と供給が一致するところで決まる」という原則が当てはまらない。もちろん、オークションでないと手に入れるのが困難な商品は高値で売買されることはある。
このように、欲に目がくらんで高値で売却したい商品は大抵は入札がない。

私は今、新しい電子計算機を買いたいと思っている。オークションサイトや中古市場で調べているが、数年前のCPUを搭載した機種と新品で売られている最新のCPUを搭載した機種の価格差が殆どない。だから、当然新品を買うという意思決定をすると思う。

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