税抜表示で商機を逃したヤマダ電機
新居に引っ越すにあたり、エアコンを購入することにした。
私はいつも買い物にはAmazonとヨドバシキャメラを利用している。どちらも税込表示でわかりやすい。
ヤマダ電機はほとんど買い物経験がないのでここが税抜表示をしていることは知らなかった。
エアコンの本体の見積もりを取り、工事は現場を見てもらい見積もりをとった。妥当な価格だったので、発注に至ったのだが、ここに来て初めて消費税10%が加算された。エアコンは高い買い物なので、10%の追加出費は痛い。急遽、発注をキャンセルして他の業者を探したら、ヤマダ電機よりはるかに安く本体を買え、工事も適正な料金でやってくれる業者を見つけて発注して、無事にエアコンが導入された。
税抜表示は一見安く感じ、消費者の購入意欲を煽るが、いざ会計の時になり税込みで支払う時にはより高い買い物をしたかのような錯覚に陥る。それならば、最初から堂々と税込価格で表示してくれたほうがレジにおいて余分なカネを払ったという意識はなく、気持ちのいい買い物が出来る。
世の中の多くの小売業やサービスを提供する店舗、飲食店などでは少しでも安く思わせるために大きな文字で本体価格を書き、その脇に小さな文字で税込価格を表示している。消費税が導入されたときは税込価格を大きく表示して本体価格は小さく表示するようにというお上からの通達があったと思うが、いつの間にか逆転してしまった。
安いと思って買った商品やサービスが実は高かったという場合、消費者は次は税込表示をする店を選ぼうという気持ちになると聞いたことがある。
だから、一見した安さの演出は実は商機を逃していることを知って欲しい。
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