見出し画像

通訳案内士になるまで ~フランス生活編:とにかく楽しめ~

僕はフランスのアンジェという街に留学してました。
なぜここにしたのか??理由は主に3つです。
1.パリに程よく近い
2.程よく田舎
3.治安がいい(らしいのですが、僕は到着1週間目で洗礼を受けます)

到着すると、ホストファザーの方が迎えに来てくれました。
僕はとりあえず挨拶と、聞かれそうな質問に対する答えをめちゃくちゃノートに書いて準備してたので、割と車の中でずっとしゃべれました。
仕事や友達関連、なんでもそうですが、初対面の人と会う時の最初の10分が一番大事だと思ってます。

僕はこのホストファザーとのファーストコンタクトが良かったので、この学生は勤勉だ、ある程度フランス語も優しければわかるし、気を使わなくていい、と思われました(後日、本人に聞いた)
ホームステイする時、現地の人と関わる率が上がるから、と選択したわけですが、ホームステイする側になって考えた時、向こうはおそらく話せない相手慣れしている、だからフランス語が優しいし、かなーーーーーーーりゆっくりに喋ってくれる。
これが自分は嫌だなぁ、と思ったので、「こいつできる!」、と最初の10分で思わせておけば、はやく標準スピードで話しかけてくれるのでは?と思った。
慣れるまではゆっくりで、という方もいると思うが、自分は時間がない、1年などあっという間だと思っていたので、最初からネイティブ全力で来てほしかった(笑)

学校が始まると、先生も少しゆっくりに話しかけてきた。当たり前な事だけど、僕は心の中で「いやもっと早くしゃべれーーーーーー!!!!!」って思ってました(笑)たぶん、普通学生は逆です。なぜなら少しゆっくりスピードでも、はやっ!!!!と思うから。もっとゆっくりしゃべれええええって思っている学生が多かったはず。
自分にとっても、先生のゆっくりは早かった。しかし、本物のフランス語は比ではない事を僕は映画を通して知っていた。
次に試したのは、行きつけのバーを作り、そこの常連さんと仲良くなる、という作戦。

これが最高の場になった。
遠慮なくどんどん質問される→答えられない、聞き取れない→自分のフランス語のレベルに腹が立つ→勉強しまくる
というサイクルが確立された。
なので個人的に、どこか行きつけを作るのはいいと思います。別にバーじゃなくてもいい。パン屋、本屋、美術館、などなど。

自分の学ぼうとしている言語を、自分の生活の一部に組み込む、習慣化させる。

これ、できそうでなかなかできない、いい方法だと思っています。本などで勉強を習慣化も大事だけれど、もっと良いのは自分の生活リズムに学んでいる言語を加えること。
毎日同じところでクロワッサンを一つ買う。これだけでも、実はすごく良い。初めはただ「クロワッサン一つ、お願いします」でいい。
次の日、また次の日、と常連になってくると、おそらく知り合いの店員さんができる。フランスの店員の好きなところは、わりと気さくに話しかけてくれるところだ。
「いつも来てくれてありがとう」「フランス語勉強してるの?」「どうしてこの街を選んだの?」
常連になれば、話の幅が広がる。何気ない日常に、フランス語上達のきっかっけは隠れているものだなと感じます。

夏前になると、大学の近くにあった日本語学科の生徒と友達になり、遊びに出かけるようになる。
ここまで約3か月。このあと9か月、友達と旅行したり、酒蔵巡りしたり、いろいろヨーロッパを回りました。

前回、帰国から試験までの流れを書くよ、と書いたのですが、思ったより長くなりそうなので、それはまた今度にします。

もう2019年もお終わりですね。

おそらく次回は2020年になると思います。

来年も、絶対に見てくれよな!!!

いいなと思ったら応援しよう!