モロッコとの戦い
おはようございます。
今日は通訳案内士になってからの戦いの日々を少しづつ書いていこうかなと思います。
自分が資格をとったのはたしか2016年2月、当時23歳だったと思います。
フランス人は基本1月2月はあまり日本にきません。なので冬の時期は勉強したり、旅行や下見をしたり、色んな人がいます。
僕は1年目ということもあり、下見に時間を使っていました。
しかし、1年目の最初のツアーが、今までの人生で一番つらく、大変な(お客さんの性格なども(笑))ツアーでした。。。。
たしか19人のツアーで、スイス人、フランス人、モロッコ人、ベルギー人、募集ツアーだったこともあり、色んな国のフランス語圏の方がいました。
国だけで性格を判断するのはよくないってわかるけど、それくらい面白く国によって性格が違いました。
まずフランス。時間通りにこない。話あまり聞いてない、だから質問すごくしてくる。あまり褒めない,仲良くなると楽。
スイス。時間通り、よく話を聞く。静か。フランス人をあまりよく思っていない。
ベルギー。時間は守る。話好き。人当たりが良い人が多い。
モロッコ。わがまま、周りをみていない。質問好き。
もちろん個人の感想100%です。また当時は今ほど知識もなかったし、うまく性格の違ったお客さんをコントロールできなかった自分もだめだったなとも思います。
さて、題名の通り、このツアーはモロッコとの戦いでした。
4人組のお客さんだったのですが、モロッコ人とは二度と関わりたくないと今でも思うほどです(笑)
まず初日、バスで空港からホテルに行きました。他のお客さんも乗るリムジンバスだったので、ホテルに着いたら今日の行程の説明をしますね、バスの中では静かにお願いします、といい乗ります。
しかしホテルに到着してすぐ「どうしてなんの説明もないの?どうして他の前でしゃべらないの??」とモロッコ。
いやいや、公共交通機関で前で話すの無理やろ。しかも最初に理由いったで。。。
この後連れて行ったレストランでも、まずいまずいという(料理選んだのはお客さん)
この初日の時点で、他のお客さんの反応に気づけばよかったのだが、初めてのツアー、初めての通し、初めての団体、初めてのモロッコ人が全部きて、正直周りを見る余裕があまりなかった。
実はこの時、スイス人とフランス人がめちゃくちゃモロッコの4人組をきらっていたのだ。。。。
高山では牛肉を豚肉と言い、次の日の夕食では席が隣同士でないから食べないといい。。。。幼稚園児と思えと昔先輩ガイドに言われたけど、まさにその通りでした(笑)
そして事件は京都でおきます。
その日も団体で行動してたのですが、ホテルでトイレは大丈夫ですか?では行きましょう!と地下鉄にいき電車にのる、、、という時に、急にモロッコ女性の一人が「トイレに行ってくるわ」と。
これにブチ切れたのがスイスとフランス。「お前のせいで何回グループが遅れれば気が済むんだ、いい加減にしろこのくそばばあ」
まじでこんな感じで言い合いに発展。
その時気づきました。あぁ、もっと最初からダメはダメと強く、リーダーシップをとっていかないとガイドはダメなんだと。
そのツアーはまぁなかなかボロボロな感じで終わりました。幸いガイド変えてくれとか、全部返金しろって声がなくてよかったです(笑)ただこのすごいお客さんたちと初めに戦えたことが、逆にすごく良い経験になったと思っています。
日本の試験は正直あまり意味ありません(笑)
それよりも、本当にガイドとして頑張るなら、導線の確認だったり、宗教、性格、話し方を勉強したほうがいいです。
次の記事では、おもしろいフランス人視点の質問などを載せていこうかなと思います(^^)
ばいちゃ