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会社に依存しない!アラフォーからのメンタルヘルス【ジブン株式会社ビジネススクール】

はじめに

木下斉さんのVoicyで配信されているジブン株式会社ビジネススクール。12月のテーマは、メンタルヘルス・レジリエンスでした。

木下斉さんチャンネルの主なリスナー層であるアラフォー以降の世代は、ライフイベントや仕事の変化(昇進など)が多く、加齢による体力低下と合わせてメンタルを崩しやすい、というお話でした。


私もJTC時代に休職(そのまま退職)経験がありますが、放送によるとメンタルヘルスを崩す方は労働者全体で見ても決して少なくありません。

世間では『ホワイト化』が進んではいますが、そうは言っても意地悪な取引先や悪意のある発言をしてくる人間は残念ながらいます。そのような人たちにメンタルをやられないためにも、タフなメンタルを身につけたいところです。

私を含め、働く人たちがメンタルを崩さないためにはどんな意識が必要か、私の経験と木下さんの放送を踏まえて考えました。

メンタルヘルスを崩さないために意識したいこと

ライフイベントの重なりには注意

前にWEB記事で見て驚いたのは、一般的には『良い』とされるライフイベントでも心にはストレスを与えているということです。

記事の基となる研究は50年以上前になされたものですが、ライフイベントごとに点数が付けられており(例:結婚は〇点、引っ越しは✕点、など)、一定の点数を超えるライフイベントを1年間で経験すると心身に不調をきたすというものです。

私もこれに関しては他人事とは言えない経験があり、結婚と引っ越しと出向(それに伴う長距離通勤)が3つ重なった時は、仕事自体はやりがいがあったものの精神的にかなり疲れていたからです。

まさに先日アップした、この記事の出向の頃です。

各ライフイベント毎の点数表はこちらにあるので、当時のストレス点数をざっくりと計算してみます。

結婚:50点
引っ越し:61点
睡眠習慣の変化(引っ越しによる部屋の変化と長距離通勤で睡眠の短時間化):47点
仕事内容の大きな変化:55点(研究所→事業会社への出向)
仕事のペース(研究所→事業会社への出向だったので開発を急かされる):44点
合計:257点

テストによると1年間での合計が150〜299点だと翌年に健康障害(メンタルヘルス悪化など)を生じる確率が50%とのことで、そこそこ負荷がかかっていたのだなということが定量的にわかります。

当時はまだ私も若くて体力があり、『結婚式準備も並行してるからちょっとマリッジブルーなだけ』と捉えていたものの、数年後にこのテスト方法を知った時は『あの時の疲れはコレだったのか!』と、ちょっとしたアハ体験でした。

ポジティブなライフイベントによる疲れというと『平和ボケ』とか『甘え』と受け止められてしまうかもしれませんが、実は心にはストレスとして負荷がかかっているのだと、自分の体調やチームメンバーのマネジメントの場面では気をつけたほうがいい点と考えます。

ストレスがどのくらいあるか、は目に見えません。皆さんも『自分は大丈夫』と過信せず、今の状況や過去に辛かった時のスコアを計算して、点数を可視化してみてはいかがでしょうか。

自分の評価・人生を会社に委ねすぎない

多くの企業ではパフォーマンスに対して定期的に『評価』としてフィードバックがなされると思います。

この時、会社からの評価が自分の価値そのものと認識してしまうと、場合によってはとても辛い、もしくは痛い人になってしまいます。

澤円さんのVoicyで、定年退職後に自らの部長時代の名刺を近所に配り歩くオッサンや、定年退職後に会社関係者から年賀状が来ないことに絶望したオッサンの話が過去に何度か紹介されました。

これらはまさに、会社からの評価を自分そのものへの評価として捉えたばっかりに起こった悲劇です。

私も似たようなことは経験しており、JTC時代に思ったようなパフォーマンスが上がらず、悪い期末評価がついたことがあります。

『こんな評価では失格だ。どこへも転職できないに違いない』などと、必要以上に自分を過小評価してしまい、精神的にもよろしくない状態でした。

もちろん悪い評価が付いたならそこから何を学び取って次に生かすか考えるのは大事ですが、当時の私の場合は『会社での評価がすべて』と思い詰めすぎていた節もあります。

そのため、自分のメンタルを良い状態にするには、会社での評価を自分と同一視させすぎない考え方が大事だと思います。

またもう一つの観点として、会社は私たちを雇用するあくまでも民間組織です。残念ながら私たちの安らかな居場所・サードプレイスなどではありません。

そのため、異動など私たちにとって不本意なことを命じられることもあります。

不本意なことが起きたらどこまで許容できるのか、許容できないなら転職などどんな手段が取りうるのか、自分でコントロールする思考もメンタル維持には重要と考えます。

最後に

木下さんの放送を聴いて、メンタルヘルスを悪化させない考え方についてお話しました。

放送では『周囲の人に何か『?』な変化があったらメンタルヘルス悪化を疑ってみよう』という表現がありました。この表現はとても心に染みました。

というのも、私もJTCでメンタルを崩した際に『最近カシワさんサボってませんか?』というメールが上司から届き、とても辛かったからです。

もちろん、メンタルを崩してパフォーマンスを上げられていなかったので、パフォーマンス不足=サボっている、という考え方も出来なくはないです。ただ、ものすごく性悪説的な考え方だなと、退職を意識するきっかけにもなりました。

メンタルヘルスの悪化は決して他人事ではないこと、またライフイベントテストでストレスを可視化したり、会社での評価と自分を同一視させすぎないことで、ともに良いメンタルを維持してまいりましょうね。

それではまた!

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KASHIWA@マイノリティキャリア
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