『ひとりでいる』には良い世の中になった
昨日は図書館に一人で行って悠々と快適な時間を過ごしたことをお話ししました。一人で居る事に対して私はあまり抵抗がなく行動ができる方だと自負しています
私が新卒で会社に入った頃と比べると、一人で居る事に対して周囲から変な目で見られなくなった気がします。一人で過ごしたい人には過ごしやすい世の中になりましたね。
一人で過ごすことに関して、一番印象に残ってるのが新卒で入社して最初の年のことで、当時は出社前提の会社に勤めていたのと、社食があったのとで、基本的に私の周辺の人たちは、同じ部署同士で集まって話しながら食べるのが通例でした。
ただ私の場合、同僚とか先輩の大多数が男性ということもあって、皆さん食べるのがとても早くて、食べるのが遅い私にとってはいつも皆さんを待たせてしまうのが苦痛でした。(また、聞いていて不快な話なども聞かされました。)
そこで彼らとは離れて一人で定期的に食べるようにしたところ、別の部署のとある女性の先輩から『カシワさんいつも一人で食べてるよね!?』と、心配してるような、若干馬鹿にしてるような感じで言われたのをよく覚えています。
私の勝手な推測ではありますが、その発言をした女性の先輩からは、その後特にランチなり飲み会に誘われることは無かったので、恐らく私のことを心配してると言うよりは、どちらかというと『こいつ一人で居るってことは部署に馴染めない、ちょっとおかしな奴なんじゃないか』みたいな奇妙な目で見ていたのかな、と思っています。
私と同世代以上の方だと、育ってきた環境的に『みんなと仲良くするのがいいこと』『一人でいるのは問題がある奴』みたいに捉えてしまうのは無理もないだろうなとも思います。
そんな出来事からなんだかんだ十年以上経ちまして、今はお一人様で過ごすカラオケであったり、宿泊施設のプランが結構一般的になりました。
もちろん、この十年の間に私が年を取って、ライフステージも変わったので、一人でいることに対して周囲がとやかく言ってこなくなった可能性もあります。36歳のコイツに下手なこと言ったら怒られそうだわ、みたいな感じです笑。
海外旅行に行くと、ボリュームが多かったりテーブル席ばっかりだったりと、店内の作りが複数人で来ること前提になっていて、おひとりさまという単位で行動するには海外よりも日本のほうが向いてるのではと思いました。
せっかく一人でも過ごしやすい世の中になったので、ひとりが好きな人も、集団で過ごすのが好きな人も、『一人で過ごすなんて/いつも人といるなんて頭おかしい』などと変に干渉し合わずに適度に放って置くくらいの距離感でいるのがいいですね。
命や怪我の危険が無いなら他人にとやかく言わない、人間関係の基本だと思います。
一人でいるのは好きだけど、人と話すのは好きという面倒な特性ではありますけどね笑
それではまた!