
柔らかい雰囲気で何気ない日常を等身大の言葉で歌うsaya.の魅力とは?(前半)
#14 saya.(サヤドット)
うっとりするようなやさしい歌声で、どこか懐かしさを感じさせるsaya.。
彼女のもつ不思議な魅力は何なのか、音楽への想いから探っていきます
saya.プロフィール
岩手県出身、東京を拠点に活動するシンガーソングライター。
1st single「抱き締めたい」タワーレコード新宿店、タワーレコード盛岡店で販売中。
好きでやっていること、好きなものを共有したい
どこか懐かしいような、流れるような清らな音楽を創るsaya.(サヤドット)。周囲からは、「フォーキッシュ」「オルタナティブ」と評されているようだが、彼女自身は彼女の音楽をどのように捉えているのだろうか。
saya.「自分の音楽に特にジャンルは決めていなくて、聴く人が決めるのかなっていうスタンスでやっています。
自分の軸としては、みんなに何かを伝えたい!という気持ちが強いわけではなくて、好きなことだったり、好きなものだったりを色んな人が一緒になって「大切だな」って思ってもらえたらいいなと思ってやっています。」
”自分のために歌っている”と言うsaya.。
彼女の、日常に溶け込むような優しい歌がどのように生まれるのか聞いた。
saya.「自分の身の回りのことを歌にするので、ふっと思い浮かんだ時にそのまま書くこともあるし、散歩をしていたり、歩いていたりしている時に見たものや感じたものを、言葉にしてストックしておくこともあります。
『あの雲の形変だな』とか『あ、今日の天気いいな』とか、パッと感じたことを歌にしているかな。」
歌の中ににちりばめられた彼女の言葉から、自分をみつめる姿や、その弱さに向き合いながらも、何気ない日常のなかに”特別”を見つける豊かな感性にホッとする人も多いはずだ。
ロックからアイドルまで、ジャンルレスなバックグラウンド
ジャンルに拘っていないと語る彼女の音楽は、どのようなバックグラウンドを持っているのだろうか。今までに聴いてきた曲のジャンルは広範にわたる。
saya.「Bon Joviさんとか、スピッツさんとか、お母さんのCDを聴いていたから色々でした。 自分がCDを買うようになったのはロックバンドからかな。
中学生の頃はRADWIMPSさんが好きでした。でもアイドルもよく聴くので本当にジャンルレスです(笑)。
自分が影響されているなとおもうのは、カネコアヤノちゃんとか、高田渡さん(1970年代のフォークシンガー)です。」
「音楽は”私自身”」
幼い頃から音楽に触れてきた彼女にとって音楽とはどのような存在なのか。
彼女自身もうまく言葉に出来ないような、それほどに自分という人間と一心同体の存在のようだ。
saya.「音楽は私自身というか、音楽を聞きたくない瞬間もザラにあって、でも音楽と生きている感じがしています。音楽を”使って”伝えようというよりは、言葉を発するのと同じような感覚です。
なんだろう、自分を表現するもので、歩いたり、話したりと同じ感覚で、コミュニケーションできる空間みたいなものかな?
曲を聴いたら自分がどんなことを考えていて、どんな人なのかを分かってもらえるものだと思ってます。」
”ツール”という言葉で片付けてしまうには冷たく、人間が生得的に言葉を喋ろうとするように、音楽は彼女にとってなくてはならない、一種本能のような存在なのかもしれない。
インタビュー前半では、彼女のやわらかな感性がどのように音楽に映し出されているのか、音楽性や音楽への想いを語っていただきました!続く後半では、音楽を始めたきっかけや音楽活動をする中での挫折、そしてご本人おすすめの一曲をお聞きしました!
アーティスト情報はこちら↓
↓saya.SNS↓
📝 Twitter / 📷 Instagram / 🎥 YouTube
↓FRAMUのSPOTLIGHTについて↓