天狗界から舞い降りた、若手天狗族集団 The TENGUZ。日本に収まらず、世界にその音楽を轟かしたいと語る、彼らの姿とは?(前半)
#6 The TENGUZ (前半)
天狗族・・・馴染みのない出立と圧巻のパフォーマンスで、自らの存在を人々の記憶に刻み込む彼らは、なぜバンド活動を始めたのか、そして何を目指しているのでしょうか。
台湾でのフェスにも出演し大盛況で幕を閉じ、海外での人気も爆発寸前。
今回は座長である九鳳磨砂瀧(クボマサロウ)さんへのインタビューを通して、謎多き The TENGUZ の姿に迫りました!
The TENGUZ (ザ・テングズ)プロフィール
<メンバー>
Vocalist, Guitarist(座長): 九鳳磨砂瀧(クボマサロウ)
Guitarist(右六弦):六ツ河竜乃右(ムツカワリュウノスケ)
Drummer(太鼓): 伽舞蛇坊師天(キャブダボウシテン)
日本全国各地の天狗族若手衆が集まり、2016年に結成された『“天狗系”ロックバンド』。
天狗族と人間の協和共存、及び人間文化理解が目的。東京都内を中心に活動している。
和風なギターリフと、ストレートなバンドサウンド、そしてキャッチーなメロディで“宴”(※1)に来る人々の波を揺れ動かしている。
「人間の愚かしさもくだらなさも、馬鹿だなと思いながらそれでも愛してやろうじゃないか」
ーまず音楽を始めたきっかけから教えてください。
ワシの好きなアーティスト、現The Birthdayのチバユウスケ殿。彼が昔やっていたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTというバンドの、1999年フジロックの動画がYouTubeに上がっていてな。衝撃を受けたのがきっかけだな。
“人の波を自分の声と歌で揺らす”というその映像が衝撃的で、「人間にできて天狗のワシにできないことはなかろう」と思い、バンドを始めた。
ー座長としてバンドを組もうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
人間を眺めていて、人間の愚かしさだとか、くだらなさだとかをまあ「馬鹿だな」と思いながら。それでも愛してやろうじゃないかという感情はもともとあってな。
下界に降りてきてちょうどバンドというものに目覚めたので、人間との距離感をもうちょっと縮めて行きたいなと。
人外ゆえに、人間のことはとんとわからないんだけれども、わからないからこそ人間のことを理解しに行こう、と。ある意味人間との路線は”共和協調路線”つまり”交流活動の一環”だな。
昔は人さらいだとか過激派の天狗もいたんだがなぁ。(笑)
ーバンドメンバーである若手天狗族の方々はどうやって集結したんですか?
ワシが天狗族の若頭として、声がけ行った。
全国各地、津々浦々の天狗族をかき集めて「人間共を踊り狂わせてやろうじゃないか」と。
ー宴(LIVE)中の様子を拝見した中で、「CDも買え買え〜」みたいな感じだったのが印象的でした(笑)。
そうだな。(笑)まあ天狗の宴に来て何も買わずに帰るのは損だからな。貴様らも神社に参拝したらお守りを買って帰るだろう?それと同じことよ。音源・物販などを持ち帰って我々に貢げということだな。(笑)
羽虫が灯火に焼かれるように、何度でも
ーThe TENGUZとしての活動をやめようと思ったことなどなかったんですか?
無い。音楽に囚われたものが音楽を辞めることに意味は無いと考えている。一度囚われたならば、羽虫が灯火に焼かれるように、何度でもステージに昇ろうとする。それは我らも人間も同じだ。
だからとにかく淡々と、人間共へ我々の活動と楽曲が行き届くまで続けることが大事だと考えている。共演する人間のバンド諸兄も、“とにかく続けること”を意識すべし。もちろん無闇矢鱈と我武者羅にやればいいわけではないが、最後に勝つ者は、最後まで立っていた者だ。
※1...LIVEのこと。
魅力的なキャラクターで、人間界での音楽活動の原点を語ってくれたThe TENGUZ座長の九鳳磨砂瀧さん。
後半では、彼らの音楽性や、必聴ソングをご紹介します!
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