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マリカ大会中における[待機画面芸]の存在意義
マリカにじさんじ杯が開催され、主催のシェリン・バーガンディさんが悲願の大会初優勝を飾りました。
さてマリカにじさんじ杯といえば、待機画面のインパクトが強烈なことでも有名で数々の名作が生み出されています。
元々はマッチングなどにどうしても5~10分程度時間がかかってしまうため時間をもて余したアルス・アルマルさんが、自身のアバターを大きくしたことが最初といわれています。
それを見た多くのライバーが即席でアピール画面を用意するようになり、第3回大会からは事前に用意した凝った動画がみられるようになってくるようになりました。
最近ではマッチングの時間は短くなっているため実は不要なものになっていますがホロライブでも同様なことが行われていましたし、ぶいすぽっ!で開催された場合でもこの[待機画面芸]はきっと継承されていくのでしょう。
もう一つの存在意義としてマリカが下手な人の大会参加のハードルを下げる効果があることが挙げられます。
マリカにじさんじ杯はにじさんじ甲子園に次ぐ超大型企画ですから、参加したいというライバーが大多数を占めるのでしょう。
しかし基本的に名前を貸すだけのにじさんじ甲子園と違い自ら操作しカートを動かすため得手不得手が出てきて、レースゲームの下手なライバーは存在意義を失くしかねません。
このとき[待機画面芸]をしっかりと仕込んで置きさえすれば、視聴者の印象に強く残って参加する意義が生じるはずです。
もちろん優勝を目指すマリカガチ勢にはアピールタイムは圧倒的に負担が重くなる要因でしかありません。
これは単なる偶然の可能性が高いと思いますが、参加し始めた頃は最下位の大本命といわれていたけれど現在は予選通過ならわりと高確率でできるようになったフミさんがアピールタイムの廃止を訴えていました。
それでも全力でアピール画面を圧倒的に作り込んで、視聴者の要求に応えるシェリン・バーガンディさんは正に[マリカにじさんじ杯]の象徴といっていいのではないでしょうか。