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ハロウィンの書き替え
毎月書きウィンドウの書き替えをしている鎌倉駅前の不動産。
大きな窓が印象的な、古民家をリノベーションした社屋が人気です。
こちらの大きなウィンドウを、毎月毎月書き替えて
今月で52回目のチェンジとなりました。
一年という時の流れの速さを、このウィンドウの書き替えで
実感します。
あっという間に、ハロウィンの季節となりました。
けれども今回は例年のように、
所謂ハロウィン的なイラストであるかぼちゃや、
オバケなどは描かずに、色だけでハロウィンを演出してみよう、
と考えて描きました。
このウィンドウを目にして、こちらの不動産屋さんを
訪れる方も増えてきているようです。
ウィンドウを演出する目的は、
素晴らしいアートを描くことよりも、
会社が常に変化している、動いているということを
お客様に感じていただくのが目的です。
通りを歩いている方全員が、不動産屋さんに興味があるわけでは
ないので、絵が描かれてあったとしても、
常にそれを意識して見てくださっているかというと、
全くそんなことはありません。
有名なアーティストが描いたものでしたら、
もちろん話しは別ですが、そうでもない限り
ウィンドウに描かれているものが何なのか、覚えてもいません。
でも、ちゃんと見てはいないんだけれど、
なんとなく何かが描かれてあって、それが頻繁に変わっていたりすると
「なんか、替わっている」というのを感じてくれるように
なるんです。
そこから、なんとなく気になって、お客様に
お店の存在を知っていただける、という流れになります。
そして、何かの折に「あそこに不動産屋さんがあったな」
と思い出して下さる。
そのために、とにかく変化を出すことが大切です。
毎月書き替えですから、
先ずは消すところから始まります。
この日は、暑くて。
しかも窓際は思った以上に暑いので、消すだけでエネルギーを消耗してしまうんですよ。
ここまで大きいウィンドウですと、消して描いては1日仕事となります。
否が応でも立ちっぱなしとなりますので、
体力仕事ですね。
でも、この日は仕事終わりに素晴らしい夕焼けに出会うことが
できました。
仕事して、こんな素晴らしい景色をみて1日が終わる。
明日も頑張ろう!って思えます。
本当に感謝しかないな、と心から感じています。