バーンカードを切り忘れた場合の対処方法

今回の題材はこちら。

ディーラーがバーンするの忘れたのにターンで気がつきました。すでにターンはバーンされ、カードがすでに出てからディーラーが気が付きフロアをよびました。
フロアが来て少し考え、マックカードを一枚バーンに差し込んでそのまま継続しました。
これ正しい?

https://twitter.com/axe705/status/1779237249064001930

上記トラブル発生時の対処方法・裁定の考え方についてTDA Certificationを持っている筆者が解説します。
元の文ではバーンカードを切り忘れたストリートがフロップまたはターンの2通りで解釈できますので、いずれの場合についても解説します。
特に記載のない場合、以下「TDAルール」は執筆時点の最新版である「TDAルール2022年版」を指します。

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結論

フロアの裁定が既に行われているため、内容を問わずそちらが有効となります。
異議がある場合は、トーナメントディレクターに申し立てができる場合があります。
ハウスルールにより、異議申し立ては拒否ないし却下される場合があります。

フロア裁定の妥当性

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