自分用:談話分析(少しまとめ)
談話分析とは権力関係を理解し、権力関係をbreak downする方法論。言語が権力関係の中で対称性を主張したり対処したりするためのツールとしてどのように使われているかに焦点を当てている。
専門的なテキストを分析する際には、
what sorts of struggles and particular tensions が見られるのか、
そうすることで、様々な職業上の言説やイデオロギーがどのように優位性を保っているかを知ることができる。
考案したフレームワークは自分が選んだ職業の職業的境界線の証拠を探し出すというもの。
★Method
①まず、探すのは3つの異なるdiscourses(expansionary discourses, protectionist discourses, and hybridizing)
expansionary discourses:
特定の職業が、その権威や専門性を、現在は他の職業が主張している領域にまで拡大していること。
(Ex. マーケティングレポートでは、マーケティングの専門家が人事やリスクマネジメントに対して権限を拡大していることが考えられる)
protectionist discourses:
1つの組織内、組織内の異なるグループ、または異なる部門の間で起こっているようなもの(垂直方向)と一つの職業と他の職業間で怒っているもの(水平方向)がある。
ある職業が侵食から自らを守ろうとしていることが、保護主義的な言説の証拠となるかもしれない
hybridizing discourses:
新しい分野や専門性への断片化(バラバラになってあちこちに散在)が急速に進む
(Ex. デジタルマーケティング。現在は独立した学問として推進。今後、従来の分野のいずれかによって吸収されていく可能性もあり、隣接するprotectionist discoursesによって、まったく別のことが起こる可能性もある)
★Method
フレームワークの前に選んだテキストの文脈を理解することから始まる。
つまりテキストやレポートを生み出した外的条件を理解し、考慮する必要性。
《外的要因?》
・なぜこの専門的なテキストが特定の時期に展開されたのか、
外的要因を理解する、そのためには読書をする。
★Method
様々な参加者を特定し、地位や権力の解体、
異なるグループ間での対称性を見出す必要がある
★Method
誰がスポンサーになったか」と「誰が実際に著者になったか」は、
必ずしも同じではないが、それがクリアに書いてあるわけではない。
★Method
テキストの中ではどのような人が登場するのか?
インタビューの参加者は何人いるのか?
どんな種類のsenior industry voiceがあるか
誰の声が省かれているか?
このような発言者の立場を理解するためには、レポートの専門的なジャンルを理解することが必要
Q. ジャンル? → 人々が話し言葉や書き言葉、あるいは視覚的な言説を使って物事を成し遂げる方法
全てのプロフェッショナルジャンルは、特定の環境で発生し、特定の方法で構成、
そして独特のコミュニケーション機能を持っている
それは誰かのアジェンダ(話すべきこと)、あるいは集団のアジェンダを表す、ある種のポジション
→そのアジェンダを見極める必要
そのアジェンダを理解することが、
boundary workの理解にも繋がる
Q. boundary work → 専門職は常にお互いの境界作業に従事しており、管轄区域を守ったり、新しいものを作ったりしている
拡大的言説(権威や専門性をさまざまな領域に拡大する) expand knowledge into specialisms 専門分野への知識の拡大 ・例えば、マーケティングに関するレポートの中で、マーケティングの専門家が人事やリスク管理に対する権限を拡大している ・通常、ある分野の伝統的な占有者が、自分たちの知識領域への侵入を防ごうとするときに使われるもので、 自分の知識領域の排他性を強調することが多い ・例えば、抽象的な知識を持っていた場合、彼らは新参者を、 よりエリートらしく聞こえる戦略的コミュニケーターではなく、例えば単なるデジタルの専門家であるような邪魔者に仕立て上げるかもしれません (デジタルコンサルタント会社が従来のマーケティングやPRの仕事を侵食し始めた2000年代のこと) ・ライバルである職業や専門家グループのコントラストを高めるもの
保護主義的言説 emphasize exclusiveness of one's knowledge area 自分の知識分野の独占性を強調する 1つの組織内、組織内の異なるグループ、 または異なる部門間などの垂直方向に起こるものと、ある職業と他の職業との間の水平方向に起こるものがある
ハイブリッド化
fragment knowledge into new specialisms
知識を新たな専門分野に分割する
・新しい分野や専門性への断片化が急速に進む。その好例がデジタルマーケティングで、現在は独立した学問分野として推進。
しかし、それは専門分野として登場したのと同じくらいの速さ。今後、従来の分野のいずれかに吸収されていく可能性
・スタートアップ企業のような起業家的企業のことではない
・起業家的な行動 →
機関や部門、組織の中で起こるが、特定の専門家や専門家の一部が、
知識を専門分野に細分化しようとし、実際に外に出て、積極的に行動することで起こる。
知識を細分化して新たな専門性を生み出す、それが起業家的行動。
Ex.ソーシャルメディア・コミュニティマネジメント
・言説をハイブリッド化することで、その言語は非常に攻撃的になることが多い?
(Ex. ある専門家グループが攻撃的になるイメージもある。
最近では、PR会社がキャンペーンのために広告のクリエイティビティを侵害するといったことが行われている。
つまり、エデルマンは本質的に拡張的言説の一部であり、広告よりもPRの方がクリエイティブに優れていると主張している)
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