プロモーションにおけるモダニズムとポストモダニズム【PC/W4】
記号の持つ概念の違い
近代言語の父、ソシュールは言語における記号の二重の概念を明らかにしている。
①言語のフレーズ形である「記号」
②説明される概念である「被記号」
言い換えれば、以下とも言える。
①シニフィアン(signifiant)→ 記号表現 → 海という文字、海という音声
②シニフィエ(sinifie)→記号内容 → 海というイメージ、海という概念
ソシュールによる概念ではないが付け加えることができるのが、
③ 通訳者(Interpreter)
→解釈者によって社会的、文化的に位置付けられる(Ex. Professor)
・政治文化では、真実値が低くなる傾向にある(Ex. シャンプー絹のようなイメージ、洗剤、柔らかい素材のイメージ → 実際は化学物質で構成されている)
What is modernism and postmodernism?
【モダニズム】≒ Structuralist, Materialist
・新い記号を見つけ、それらを結びつける。結びがある。
・人間の心理的、社会的関係の永続的な理解を利用した象徴的なものを想像する。
・現実的・客観的説明に確実性がある。
・既存の社会的関係や心理を利用するため、新しいものを想像するわけではない。
【モダニズム/例】
ファストフード店(M):現実の企業活動や行動を正当化し、時に偽造し、連想による商品のイデオロギーによって商品の優位性を確立する。例えば、孤独によって刺激される不安にアプローチし、商品化された記号によって、ファストフード店での消費によってそれを克服できるとイメージさせる。
【ポストモダニズム】≒ Poststructuralist
・モダニズムへの反発であり、よりクリエイティブかつファンタスティックであり、リアルではない。
・記号には流動性があり、受け手はより能動的に作用する。
【ポストモダニズム/例】
https://www.bbc.com/japanese/53659686
例えば、この広告、受け手によって様々な印象を受ける。
性的な意味なのか、dangerを伝えたいのか、富なのか?
(SNS上では意見が割れ、実際には批判を浴びた。)
ポストモダニズムでは、このように受け手によって、受け取り方が分かれる。新たな顧客のニーズを喚起し、想像していく手法とも言える。
わかりやすく言い換えるのであれば、
denotation(明示的)⇄ connotation(含蓄的)とも言える。
上記2つの概念は1980年頃から、プロモーションの影響により変化していったと言われている。
最後におまけ:
プロモーションにおける女性のイメージ像は変化が少ない、発信する側(女性)も受け取り側(男性)も。
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