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ランディングネットを常に携帯する理由

ここ数年、釣りの時に常に携帯するアイテムの一つがランディングネットだ。
長いことランディングネットを携帯してなかった時期もある。ランディングネットを携帯するようになってからも、荷物になると言う理由や、面倒臭いと言う理由で携帯しない時も合った。しかし、今では必ず携帯する必需品だ。

理由①:確実に早くランディングするため

当たり前ですが、ランディングネットがあれば、色んな状況下でなるべく早く魚をランディングできるからと言うのが一番の理由です。

オカッパリをしていると魚をランディングできる場所が限られてきます。時には足場が高く、ハンドランディングができないので引き抜くしか方法がなかったり、ランディングできる場所まで魚を引っ張って行くなどしなければならなかったり、

足元に草木が生い茂っていてハンドランディングするのが大変だったり、微妙に足場が高かったり、悪かったりするので、ハンドランディングの際に落水する危険性があったり、

このような色んな状況に出くわすことがあると思います。その時にランディングネットを持っていなかったこともあると思います。

その時どうなりましたか?もちろん問題なくランディングできたこともあると思いますが、私は足場が高く魚を引き抜くしかないのに、ラインが細くて引き抜く際にラインブレイクをしてしまったことがあります。

ランディングできるところを探して酸欠状態の魚を長いことランディングできるところまで引っ張って魚を弱らせてしまったこともあります。

草木が生い茂っていたり、足場が悪かったりした時も、同じようにランディングに時間がかかったり、その際にバラしてしまったり、ラインブレイクしてしまったりもしました。落水してしまったこともあります。

このような場面はほとんどの場合ランディングネットさえあれば問題なく魚をキャッチできたわけです。

理由②:ファイト時間を短くする

これは理由①の確実にキャッチするためと重複する部分もありますが、色んなシーンにおいてランディングネットでキャッチすることでファイト時間を短くしてあげれることがほとんどです。

釣った魚が全て元気に帰っていき、そのまま生き続けてくれるわけではありません。一部の魚は元気に帰って行ったように見えてその後死んでしまっていたりするのが事実です。

魚にフックをかけておいて何を言ってるんだと言われるかもしれませんが、そうであっても釣った魚には元気に帰って行ってもらって、その後も元気に育って行ってほしいと言う釣り人のエゴが私にももちろんあるし、死んでしまったら、楽しいはずの釣りも後味が悪くなってしまいます。

魚の死んでしまう理由はファイトによる疲労が1番の原因とも言うので、個人的にはファイト時間はなるべく短くさせてあげたいわけです。

ハンドランディングをしようと思うとハンドランディングを確実にするために、ランディング前に魚をいなしながら空気を吸わせて弱らせたりします。

それは魚の疲労がかなり蓄積される結果になるし、足場が悪くてハンドランディングできるところまで魚を引っ張ることもファイト時間を伸ばして魚に疲労が蓄積されてしまいます。

個人的にはランディングネットがあれば、ほとんどの状況下でそのようなことが原因で起こる魚への疲労の蓄積を防ぐことができる気がしています。

キャッチ&リリースの釣りは遊びと言えど”命”がかかった遊びです。魚の方はこちらの勝手な娯楽に命をかけて付き合わされるわけなので、個人的にはそれなりのリスペクトを持って対峙できたらと個人的には考えてしまいます。

なので、勝負がついているのにランディングするためだけに魚を弱らせたり、足場が悪いところでかけておいてランディングネットを持っていないことで無駄に魚を疲れさすようなことは、魚へのリスペクトに欠けると思ってしまいます。

普段の釣りにおいて、トーナメントのレギュレーションでネットでのランディングができないわけじゃないので、それなら、できる限り確実に迅速に魚をキャッチするためにランディングネットの携帯は必要不可欠です。

理由③:魚を水につけておける

上の2つの理由にもつながる部分もあるんですが、ネットがあればランディングした後も状況に応じて魚をネットに入れた状態で水につけておくことができるのも大きなポイントです。

これもこっちの勝手なエゴではありますが、自分も釣った魚の撮影をしたいと思うことが多いです。フックで口に穴を開けておきながら、魚がなるべく弱らないようにとかほざくなら、撮影なんかせずに迅速にリリースしてあげるべきなんですが、撮影もしたいと、勝手なわけです。

ですが、撮影するんであれば、やはりそれなりのリスペクトがいると思ってしまいます。自分のそんな勝手なエゴに命をかけて付き合ってもらっているので、こちらもできる限りのケアをしてあげるべきだとも思います。

そのような時にもランディングネットがあれば、足場が高くても、足場が悪くてもランディングしてフックを外した後にでも撮影の準備をする間に魚をネットに入れたまま水につけておいてあげれるので、少しでも魚を休ませてあげれることに繋がります。

ランディングネットを携帯しない理由が見つからない:

上記で述べたようなランディングを携帯するべき理由を考えてしまうと、ランディングネットを携帯しない理由がなくなります。

携帯しない理由なんてたかが荷物になるからや面倒臭いからなどで、、、そんな理由でネットを携帯せずに、魚を弱らせてしまったり、殺してしまったら、最終的に自分が楽しくなくなるわけです。

それなら、その多少の面倒臭さをしたほうが圧倒的に最終的に楽しい結果で終われると思います。

トーナメントに出場していてネットランディングは認めれれてなく、ハンドランディングがレギュレーションだから普段もそのためにハンドランディングしているのであれば、それはトーナメンターとして理解できる理由だと思います。しかし、そうでない一般アングラーがランディングネットを携帯しない理由があるのであれば聞いてみたい。

まとめ

自分が結局嫌な思いをせずに楽しい釣りをするためではあるのだが、結果的に魚をまもる結果にもなるので、上記で言ったようにランディングネットを携帯しない理由が今は見つからない。

自分も楽しい釣りができるのと同時に魚にも優しいのであれば、これからもランディングネットは常に携帯するアイテムのひとつだ。







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