Tips.003 [ポート]
前回のTipsではジャイロキャリブレーション等のセットアップまで完了しました。
今回はポートの設定についてです。
基本設定ではポートの詳しい仕組みや役割についての説明は割愛して、飛行に最低限必要な設定方法について書きます。
表の列を左から順に見ていきましょう。
識別子
大半のフライトコントローラーでは一番上はUSB VCPです。これはUSB接続に関する設定なので基本的に変更することはありません。その下にUART1,UART2と続いています。これは簡単に説明すると「接続できるデバイス数」です。この数はフライトコントローラーによって異なります。
設定/MSP
USB接続に使用する識別子の行にチェックを入れます。基本的には一番上はUSB VCPです。
シリアル接続
受信機を接続したフライトコントローラーのUARTの行にチェックを入れます。例えば、受信機の信号線を「R2」や「RX2」などと書かれている箇所に接続している場合は、UART1の行にチェックを入れます。
テレメトリー出力
機体情報を外部機器に送信する際に使用します。基本設定には不要ですので今回は割愛します。
センサー入力
ESCもしくはGPSの情報をフライトコントローラーに読み込ませる際に使用します。
周辺機器
カメラ設定やVTXの設定を変更する際に使用されます。「Smart Audio」や「IRC Tramp」、「Runcamプロトコル」などで利用します。シリアル接続の受信機とは異なり、こちら側から接続機器に情報を伝送するため、信号線を「T2」や「TX2」などと書かれている箇所に接続している場合に利用します。
上記の設定を終えた際には必ず、右下の「保存して再起動」を押しましょう。
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