粉砕したポテトチップスのミルク掛けをお試しください
粉々にしたポテトチップスにミルクを掛けたら驚きのうまさだったお話です。
Marvin Redpost という洋書があります。幼稚園児から小学生くらいをターゲットにした、大変おもしろい児童書です。
Marvin Redpost #6: A Flying Birthday Cake? Amazon リンク
さて、この本には変な食べ物が出てきまして、「ピーナッツバターとジャムとチートスのサンドイッチ」については以前にエントリしました。大失敗でした。
ピーナッツバターとジャムのサンドイッチにチートスは挟むもんじゃない|阿楠 (note.com)
この本にはもう一品、変な食べ物が出てきます。ランチの時に主人公の友達のステュアート君が作る「握りつぶしたポテトチップス入りミルク」です。
意訳ですけれどこんな感じです。ステュアート君、君はなかなかジャンキーな食べ物を作るじゃないか。ポテチ牛乳。ぜひ飲んでみたい!
早速、作りました。
使うポテチはこちら。カルビーポテトチップスうすしお味。愛しています。無限に食べていたいです。でも、今回は牛乳に混ざっていただきます。
握りつぶすと書いてあったので、分量はひとつかみ程度。
手は綺麗に洗ってから、
ぐしゃ。
むごいビジュアルになりました。食べ物に見えません。
ミルクについて本の中には「1パックのミルク」としか書いてありませんので、今回は約200mlでチャレンジ。握りつぶしたポテチを投入してポテチ牛乳の完成。いただきます!
おいしくない。
なんでしょう、この曖昧な味と食感。砕けたポテチは塩味が溶けて味がなくなり、ミルクを吸ってふにゃふにゃな物体に変化。ちぎったティッシュペーパーを口に含んでる感じです。一方、ミルクには塩味がほぼ付いていない上に油はしっかり浮いていて間違った飲み物に。おいしくないぞ...。
ステュアート君、君の味覚はおかしいと思うよ。
マニアックすぎる食べ物が生まれてしまいました。でも、ジャガイモとミルクの相性は良いはずです。もしかするとステュアート君、もっとたくさんのポテチを入れていたのかも。
そこでポテチを増量しました。握りつぶすのは大変なので、残っていたポテチを袋の中で粉砕します。先ほどよりずいぶん増えました。
器に移してミルクを投入。シリアルに見えなくもない。実食!
なんだこれ! おいしいぞ!
先ほどとは全く別物です。ミルクを吸ったふにゃふにゃポテチが数枚重なるとサクサクシャキシャキした歯ごたえに大変身。ジャガイモの風味がしっかりあって、この歯ごたえは絶妙! ミルクは塩味がほどよく効いて、ミルクベースのスープのようです。これおいしい。常食する!!!
ポテチ一袋60グラムと牛乳200mlで約470キロカロリーです。朝食として、サラダや野菜ジュースはもちろん、バナナ1本添えるだけでもバランス良さそう。朝食としてならカロリーをあまり気にせずポテチが食べられて、私はとても嬉しいです。後日に黒コショウを掛けてみたらやっぱりおいしかったです。
ステュアート君、君の味覚は正しかったよ!