FPSS17th基礎#3 パーソナルと全体 Caoli
こんにちは、17期生のCaoliです。
これまでに引き続き、11月30日の感想レポートも参ります。
ファッションテーマ
「顔パーツ診断と体型診断を設定したコーディネート」
とは真逆に挑戦しよう!ということでF×Yに。
ふんわりやわらか質感のフェミニンなデザインのカーデは、重心を落とすことのないクルーネックの短丈。本来なら絶対にしませんが、縦ラインを避けて前をきちんと閉じました。
甘いデザインのスカートはベルトでたくしあげ、高い位置にボリュームを持って来ています。
丈の短さとデニム素材はカジュアル要素。
形と素材感は良しとして、色。。。
幸い白を含んだ色で揃ったので重さはそれほどでもないのでなにか甘さをとなけなしのピンクを挿しました。限られたワードローブで無理を押すと、何かなけなしになってしまうものですね。
靴は黒のメリージェーンの甘さと軽やかさと悩んで、ヒールの曲線と色の柔らかさを取ったブーツに。
「A型だともう少し肌見せて抜け感出したいかも」と指摘が入りましたが、まぁ適切に迷えていたなと思うことにしました。
コロンとした黒いバッグでも合わせていたら、黒が刺さるような感じは軽減したのかなぁ、などと見返しています。
パーソナルカラーは1回で終われない
今回のテーマは「好きな色の似合わせ技術も身につくパーソナルカラー診断」の1回目です。これまでは1テーマ1回完結だったので、重さをちょっと予感させますね。
色の3属性に加えて清濁の4軸を取るのは、あらゆるパーソナルカラーの原理原則。
また分類診断は最大公約数で分類して違いをざっくり理解することが目的であって、最小公約数は常に1であること。同じスプリングでも、似合う色がまったく同じことはない。これは強い語調で念を押されましたし、実際に感じているところでもあります。
先日イメコン仲間のメイク練習会に参加したのですが、同じアイシャドウをみんなで使ったら、見事にグラデーションに発色したんですよね。
深い青みが必要なウィンター、黒みが重要なウィンター、鮮やかさ優位のウィンター、青み優位で明度高めウィンター、要くすみ&黄みよりは青み&明度低めサマー、要白みのサマー、、、の6名。私自身は見たまま発色するコスメが多いので新鮮な体験で、びっくりし過ぎて写真を撮らなかったのが悔やまれます。
各タイプのカラーラインナップの認識
まずはどんな色のバリエーションが、どのシーズンにあるかを把握するステップ。
どのタイプが、どんな色相、明度、彩度について細やかな代表色を持っているのか理解すると、ベストカラーを診断する時や判断に迷ったときのドレープ選択に影響してくるので「座学でやれる方法あるなら、前のスクールでも先にやって欲しかったなぁ」と正直思ってしまった。前のスクールは実技に入ってから解説の中で理解していく感じだったんですよね。あとスウォッチを持ち歩いて店頭で当ててました。同じ色はそうそうないけれど「これとこれの間だな」とは判るので。それもPCCSのチップの方が1つで済んでよかったかも知れない。
とはいえ座学もめちゃめちゃボリュームあったので花形の実技を「ちょろっと」にしない為の検討の末かもですけど。
見える色見えない色
事前課題でも講義内でもカラーチップ80枚を4シーズンに仕分けるワークがありましたが、苦手な色が明確に出ました。絶対明度が高い色相のイエベ高明度低彩度が断トツで弱い。1回目は部屋のライトが電球色寄りに調光されていたのに気づかなかったせいかと思いましたが、朝イチに北窓の自然光でもダメだったのでこれはダメです。いわゆるベージュに類されるグループ。シンプルに自分が似合いにくい色だと、括ってみて気づきました。私は「まぁまぁ似合う」がかなり広いのですが、それでもくすみの有無を問わず苦手色とするゾーンのため、自分の中に持てているスケールは「ナシ、可」の2段階。自分用の選択肢からは真っ先に外すので、仕分ける目線で見た数が圧倒的に少ないとも思われます。青みの緑と黄みの青も難しいなぁと思いますが、こちらは「無理、可、アリ、ベストじゃない、選べるならココ」くらいメモリがあるので幾分かマシです。あと悩みがちなのは青みの強い明るめのウィンターとクリアめのサマー。これも自分の顔色がギラつかないので境界線が引けていないのだと推しています。
自分の診断ドレーピングがいちばん回数見ているのですから、これには納得です。イエベ低彩度は詳細ドレーピングされた回数少ないし。濁馴染みが見えた人はベース検証するし、ベースが見えた人は彩度か明度を検証するからベージュの束はまず使われないですもんね。
ということは、明度高めのオータムさんの診断/提案については私は特に細心の注意が要るということ。
オータムのモデルさんを診断する機会が少なかったので、経験値の問題かと思っていましたが、決してそれだけではなさそうだと今回思いました。ひとりの作業でもウィークポイントの強化はやりようがあるのだなと知れたことは、あとで響いて来る気がします。
自分の体も自分の顔も自分のボディトーンもひとつなので、ご提案できることなんて机上の空論と言われればそれではある。それの精度を説得力を上げるには、実体験以外を補填するしかないけれど、やりようはあると思い出せたらきっと大丈夫。
◆講座と講座の間の話を書いたものと一緒にマガジンにまとめているので、そちらもよろしくお願いします。
https://note.com/yoso01an/m/m188744f71e82
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