
ショッピング同行でいちばん必要なスキル?
FPSS17期生、チエです。
FPSSの授業や課題の中でいちばんハードルが高いと勝手に思っていたショッピング同行実習。無事に終えることができました!(ほっ)
前期の先輩方のnoteやほかでサービスをされている方のレポートも読み込んで、「準備不足が良くないんだな、なるほどなるほど・・・」と準備しながら、満足にできたかというと・・・結局、想定外はつきものでした。
当日。同期と交代でお互いをお客様に見立ててご案内。わたしは後手だったため、若干のカンニング感を感じつつスタート(同期はすでに同行経験者)。
お願いしたアイテムを見てまわっていると、私の番で提案しようといていたアイテムが目に入り、しれっと横目でチェック。
”え、ネットでみた感じのとちょっと違う・・・!!これは提案から外そう・・・汗”
自分のスタイリングをしてもらっている間に早々に計画が崩れる事態が起こりました・・・
同行後のフィードバックで「提案に合わないかもと切り捨てる判断が早いので提案の幅を狭めてしまう」と指摘をいただき、確かにそうだなとは思いつつ、でも「内心微妙〜・・・と思っているアイテムをお勧めする心苦しさには勝てない・・・」とも思ってしまいました。
話は戻り、順番回ってわたしのターン。どなたかを案内して接客する経験は初めてだったので、とにかく「そつなく慌てずにこなす」が目標でした。結果、どうやらできていたみたい?です。
案内予定のアイテムは減ってしまったものの、お客様役の同期が気を遣ってこちらに合わせてくれていたこともあり、その場で目についたものを「どう?」と出してもポジティブに受け取ってくれて、提案しやすい雰囲気を作ってくれました。
ただここでもわたしの遠慮グセで、「本当に着たいと思ってくれてるのかしら?」と余計な思考が走り、「最低限の点数で着てもらったほうがいいのでは?」と、厳選して試着してもらうことになり、こちらもあとで指摘をいただくポイントになりました。色々自分で自分の幅を狭めてしまうクセがあることを自覚しました。
同行を終えて、多々反省ポイントはあるものの。
実際に「似合うかも?」と思ったものを着ていただいて、試着室から出てきた姿を見た瞬間「かわい〜!!」となるのは、自分以上に嬉しさを感じるものだと実感できました。
また、スクールに入る前までに、友人と一緒に出かけてお互いにアイテムを勧めあって「かわいい〜似合うね!」と褒めることはありましたが、「ここが気になるからちょっと似合いづらいかも」と伝えながら買い物をすることは、すごく新鮮に感じました。
もちろん、私がモノをいう前提(立場)があるからこそです。
「似合わない」と伝えることは、伝え方はもちろんですが、その根拠や理由があって、それが相手も納得できる内容だからこそ成り立つものだと思います。
お客様のニーズを聞き出すこと、悩みを聞いたうえで解決策を提案すること、案内をしているその場で感じていることを聞き出すこと、試着した感想やその場で思いついたことを言いづらくさせないこと、・・・四六時中、気にするポイントだらけですが、同行前から同行後まで、常にお客様とコミュニケーションしながら、一緒に考えて、すり合わせて、方向修正できることが同行で大切なことなんだなと、実習で学ぶことができました。実際にどこまで対応できるか、アドリブ力をつけるとなると、やはりバックグラウンドとしての知識と自信は必要だな、と改めて思います。
昨年の夏からここまで、ファッションについて様々な角度で学んできましたが、いちばん大切なスキルって、相手のことを観察して気持ちを汲み取るスキルなのでは・・・?と思い始めた、開業講座第2回でした。
◆for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)の生徒による他の記事を読む
◆for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)公式サイト
◆FPSS公式LINEアカウントでは、開講情報やファッションを仕事にするために知っておきたい情報を配信中!

◆FPSS講師久野梨沙のほぼ毎日更新のPodcastはこちら