FPSS17th基礎#1顔もグラデーション、コーデもグラデーション Caoli
こんにちは、17期生のCaoliです。
これまでに引き続き、11月2日の感想レポートも参ります。
いよいよ基礎講座に入り、FPSSの診断メソッドのレクチャーが始まりました。最初は「顔パーツ診断」です。
テーマ
今回のテーマは「顔パーツ診断」
ファッションテーマ「自分らしいファッション」
前回のスタイリング発表会でのフィードバックが頭を過りましたが、「私のためのコーデだから」と、基本路線は好みに取りました。
トレンドインしているデニムのセットアップ(風)で、トレンドカラーの赤を挿し色に。
オーソドックスなアイテムで、オーソドックスなフレンチトリコロール配色+黒。ちょっとだけトレンドを意識したミーハーさが私らしさ。
カジュアルなデニム地をすっきりとIラインで、パディッドのベストでボリュームにコントラストをつけています。
ガサっとマットな素材の服と鞄に、ベルトのバックルがしっかり光るのがよいアクセントになった、気がする。
顔パーツ診断と、
事前課題が逆に難しい件
先に顔の造形にまつわる診断を学んだことがある私。覚悟はしていたけれど、大混乱でした。
ポイントを押さえて計測し、別の計測結果と比率を出すことで診断していく手法は同じなのですが、計測ポイントと基準比率が微妙に違うところがあるのです。
手癖で計った数値が無用になったり、テキストと行きつ戻りつ、事前課題をこなしました。
大人顔⇔子供顔、そして直線的・男性的⇔曲線的・女性的というマトリックスの中でどの位置にいるのかという考えは以前の手法と同じです。でも「タイプ」で一定のゾーンをグルーピングするのではなく、パーソナルにレベル感を数値で打ち出すのがいちばんの違いでした。
〇〇タイプ寄り△△タイプは、お好みと△△の方向が異なるとご提案が一気に難しくなると感じていたので、ご本人にマッチした中心点をご提示できるのがいいなぁと感じました。
診断それ自体はみんなの脳みそは知っていること
顔パーツ診断で見るポイントは、ひとが無意識に見ているポイントの抽出に過ぎません。「第一印象と数値が違うならまずは計り間違いを疑え」と繰り返されました。
この家族の中で末っ子の顔はどれでしょう?
お母さんとお父さんはどれでしょう?
お子さんは姉弟でしょうか?兄妹でしょうか?
社会生活を送ってきた人類なら、おそらく同じ判断だったり同じ迷いポイントだったりを持つでしょう。難しいのは、それを自分の顔に適用すること。
「自分自身だけは、他人が自分を見るのと同じ視点で見ることができない」という点も講義内で繰り返されていました。願望フィルターもあるし、コンプレックスレンズもあるし、慣れによる麻痺もあるでしょう。「いつもの自分」の安定感もポイントを足したり引いたりしてきますから、阻害要因がどれだけ多いのかということです。
第1回の学び
診断添削
診断そのもののフィードバックは、左右差要因の点が複数ありました。ひとによっては輪郭にも差があるくらいですから「利き顔」のご提案も時に必要、という提言は大きくうなずくものでした。
それと当日のコンディション確認。目まわり形は、疲れ目や寝不足、ドライアイで割と変わってしまうポイントです。印象の変化が大きいからこそ、メイクでも力の入るポイントなのですから、「今日はいつも通りですか」と確認するのも大事ですよね。
結果としてはいくつか女性らしさを多めにカウントしていたのと、大人っぽさを数え損ねていた点があり、私の診断結果がF4×A1、添削結果がF2×A3となりました。
コーディネート添削
診断結果としては、本来より大人レベルを低く見積もっていたのに「おとなっぽ過ぎる」と指摘を受けました。
ボリュームのあるボウタイブラウスに、柔らかなワイドパンツ。少しドレッシーなTPOを設定していたこともあってフォーマル寄りのコーディネートをしていたのですが、A1どころかA3にも留まれるだけの引き戻し要素がなく突き抜けてしまっていました。
カジュアル要素として取り込んだつもりのマット質感の小花柄ストールが、単独でズレて唐突な印象になってしまっていた点も指摘があり、柄裄がシックになっただけで馴染みつつ華やかに。私の狙ったF4よりも甘さを抑えて、でも無糖にならないF2まで足し過ぎず引きすぎず。同じレベル2でも「相殺があって2」と「2だけを足す」では印象が異なることも説明いただいたので、色と形と質感、どれが何をどれほど加点する働きがあるのか、しっかり仕分けて引出を持たなくてはと思います。
「センスは量、どれだけの数の服を見て触って着たか」説はこの引出量の関係ですよね。知らない、やったことないことを発想する難しさよ。
反省は活きたけど
前回の反省を活かして「どうしてこれを選んだのか」は全部説明できることを確認したものの、狙いと効力のバランスがまだ取れていません。
あくまでもニュートラルを起点に、「その人の中心点」を組むこと、そこからお好みやニーズで足したり引いたりしつつも軸足を動かさないイメージなのでしょうか。私のクセとして、効果の大きいものを放り込み過ぎて揺り幅が大きくて微調整が利いていないのかもしれないと思いました。
ネット上の無料の情報でも、どんなタイプにどんなものが似合うのかはざっくり掴める環境で、この微調整による精度は大切な付加価値です。これまではサボっていたとしか言えないけれど、気づけたのだから伸びしろだと言い聞かせて、考えて決める習慣を育てて参ります!
◆講座と講座の間の話を書いたものと一緒にマガジンにまとめているので、そちらもよろしくお願いします。
https://note.com/yoso01an/m/m188744f71e82
◆for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)の生徒による他の記事を読む
https://note.com/risahisano/m/m7d8f3f2d75a7
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