FPSS17th基礎#2ルール違反はお洒落じゃないんだって Caoli
こんにちは、17期生のCaoliです。
これまでに引き続き、11月16日の感想レポートも参ります。
ファッションテーマ「顔パーツ診断に基づくコーディネート」
実際の診断結果ではなくて、仮定の結果に基づいてとのことだったので「Masculine×Adult」に挑戦しましたよ。
ボリュームを感じるロング丈、から探してまずはロングカーディガンを。
ただ色印象が甘いので辛口要素を何か、とカーキ色のロングベストインナーに持って来ました。Vネックで直線も足せたぞ。
Vゾーンと裾の布の重なりで奥行き感も出た、よしよし。
ニットのほっこり感を打ち消したいので、透け感のあるインナー、甘さを避けてパステルカラーは避けてグレーを。
靴と鞄はきちんと感のでるレザー、おじ靴もボストンもメンズ由来だよね。
大人に必須のアクセサリーは、冷たい印象に寄せるべく地金系にしましたがいかがでしょう?
自己評価では、一番面積の大きなカーディガンの色の甘さと裾の丸みが気になる結果になりました。
ひとつのアイテムがひとつの要素を持っているわけではないので、狙った効果「だけ」が出るわけではない難しさがあります。
ボリュームを出せば丸くなりがちで、丸ければ甘くなりがちで、直線的ボリュームを求めれば重くなりがち。
色と形と質感と、何を際立てるかはもちろん何を隠し味にするかまで読んでいく訓練が必要ですね。。。
採寸データに基づく体型診断
今回のテーマは「採寸データに基づく正確なタイプ分けができる体型診断」です。
体型診断では、身体のパーツの「理想値と実際」の比率を割り出します。
次に、どの高さのパーツの比重が重いのか軽いのかを見ます。これで、重心の高さが見えてくることになります。
あとは手足の長さとかも見てはいけるのですが、重要なのは「重心」。
骨格診断では、目視と触診でこれを行いますが「計測」で行うのが体型診断の特徴です。
実生活では目視でそれを感じ取るわけなので、結果だけなら目視で充分です。ただ「どのレベル感で」「判断の根拠として」という視点を持ちたいときにはとても有用に思いました。
第2回の学び
各個へのフィードバックを聞きながら、「課題」に対する「対策」を何で打つのかを考えるのがToDoだなと思いました。
診断添削
今回は男性を診断しました。
以前骨格診断をさせてもらっていた方にモニターをお願いできたので、その結果と比較検証することもできて気づきがたくさんありました。
腰位置が高いのに身長のわりに「ゴツい」印象になりにくいのは気づいておりました。その要因が今回判明しましたよ。
肩幅が狭いんです。そしてフェミニン顔。バストアップの圧が低いんだ、、、!!
Zoomだとこんなにおおきな人だと思わないもんな、なるほど。
前回「グラデーション」と繰り返していた部分を、おひとりおひとりにフィットさせて言語化するヒントとして、これはとても大きい気がします。
男性のコーディネートは1に理屈2に理屈
診断そのものについて大きな指摘を受けなかったのに対して、コーディネート課題の添削はもりもりでした。
男性のドレスコードは大変革期を経ていないので、ルールが根深いのですって。「女性とは違う競技」と表現されていたのが、あとで特大の「なるほど」に集約されました。
例えば、靴。
女性はパンプス、バレエシューズ、メンズっぽい革靴、ブーツ、スニーカーみたいな並びですよね。デザインや装飾や素材でちょっと変わりますけど。
それでも、黒いパンプスがOKで赤いパンプスがNGの場所や、ラウンドトゥがOKでポインテッドトゥがNGの場所ってそうはないかと思います。無いとも言い切れませんが。
対して男性は「メンズっぽい革靴」のグラデーションが細かい上にきちんと並んでいるのです。紐の有無、羽根の内外、トゥの形やチップのデザイン、シームの処理などなど。そして黒と茶以外の色が使われるとフォーマル&ビジネスからは叩き出されます。
ストレートチップの内羽根、でもネイビーカラーだったら儀礼のための靴ではなくてお洒落や楽しみのための靴になります。極端。。。
グラデーションは細かいのに境界線が明確なので、ハズしとかこなれとか、あんまりないんですね。。。
そして境界を超えたときの違和感、拒否感も強く明確に出るのだろうなと理解しました。
そういえば、女性である自分に施したファッションコーデでは「あっちの要素とこっちの要素が同居しているアイテムばかりでやりづらい」となりましたが、男性アイテムだと「あっちの要素にもこっちの要素にもなじむ間のアイテムがない」と悩みました。
私がボーダーライン1本のあちらとこちらだと思って探していたテイストは、実際には2本も3本も超えているのでブレンドできないし、その間のアイテムはそれとして存在しているので需要もないんですね。なるほど。
ということは、欲しいレベル感をピンポイントに捕まえに行くのは男性アイテムの方がやりやすいはず。知ってさえいれば。
知ってされ、いれば。ルールは明確なのですから。
前回「微調整苦手なのかも」とつぶやきましたが、「メンズの細かい目盛を理解すること、はとっかかりとしてはいいかも」に繋がりました。
◆講座と講座の間の話を書いたものと一緒にマガジンにまとめているので、そちらもよろしくお願いします。
https://note.com/yoso01an/m/m188744f71e82
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https://note.com/risahisano/m/m7d8f3f2d75a7
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