変動金利か固定金利、どっちがいい?
日頃、ご相談を受けていて、
住宅ローンの金利タイプを決めるとき
お客さんのタイプとして大きく分けて
3パターンに分かれます。
それは
「変動金利しか考えていない方」
「変動金利か全期間固定金利かで迷っている方」
そして、
「全期間固定金利にしようとしている方」
の3パターンです。
このうち「変動金利しか考えていない方」は、
金利が他に比べて低い点を重視して
選ばれていることが多いです。
金利が低いことで毎月の住宅ローンの返済額を
低く抑えられるメリットがあるので
そう考えるのは当然といえば当然だと思います。
「変動金利か全期間固定金利かで迷っている方」は
色々な情報の中からどれが正しいのか知りたい感じです。
どちらの方がいいのか決められないので、
金融機関などに勧められるがままに選択しがちです。
「全期間固定金利にしようとしている方」は、
家の購入について結構慎重に考えている方が多いです。
こういう方は、色々自分で家のことや金利のこと、
住宅会社のことを調べてある程度
ご自身の考えを持っていたりします。
では結局、変動金利と全期間固定金利の
どちらを選択するのが正しい選択と言えるのでしょうか?
正直、家を購入する時点で
どれが正しいかはわかりません!
なぜなら、どの金利タイプが正しいのかは、
住宅ローンを完済した時にわかるからです。
もし、住宅ローンを完済した時の金利が
今の金利水準と変わらなければ、
金利が低い住宅ローンを組んだ
「変動金利しか考えていない方」
の選択が正しかったと言えるでしょう。
もし住宅ローンを完済した時の金利が
今の金利よりもかなり高くなってしまった場合は、
金利が低い時に、全期間固定金利の住宅ローンを組んだ
「全期間固定金利にしようとしている方」
の選択が正しかったのだと言えるでしょう。
どうでしょうか?
こう考えると、正解ってわかりませんよね?
しかし、変動金利にしろ全期間固定金利にしろ
どちらを選択したとしても
結果的に正しいと言える場合があります。
それは、住宅ローンの金額を
金利が上がっても無理なく返済できるような
金額に抑えていた場合です。
そもそもの住宅ローンの借入金額を
毎月の返済が家計を圧迫しないように
30年とかの長い視点で考えているので、
金利が上がっても、下がっても
特に問題ないのです。
住宅ローンを目先の金利だけで
考えてしまっている方は、金融機関の人に
「みなさん、変動金利で借りられてますよ。」
「当分の間は金利が上がることはないと思いますよ。」
といった決まり文句を言われると、
なんとなくそうかなぁ。
という感じで変動金利を選択したり、
比較的金利が低く設定されている
借入当初の3年や10年などは固定金利で、
それ以降は変動金利になる
固定金利選択型のタイプを選ばれます。
でも、ほとんどの場合
住宅ローンは10年とかの期間ではなくて、
30年以上の期間を考えておかなくてはなりません。
そのことを忘れていると、
将来、痛い目に合ってしまう
可能性があります。
そうなると後悔するだけでなく、
最悪の場合、せっかく買った家を手放すという
選択肢しかなくなってしまいます。
実際に、そういった方もいらっしゃいますので、
あなたにはできるだけ長い視点を持って
住宅ローンを決めてもらいたいと思います。
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基本的に、私が直接相談をお受けするのは、
和歌山で家を建てようと思っている方だけですので、
その他の方の役に立つために知識をお伝えしようと思い、
noteを始めました。
住宅ローンは各金融機関の住宅ローンを
すべて合わせると3000種類あると言われています。
有利な住宅ローンを選べば数十万円~数百万円得しますが、
そんなたくさんある住宅ローンの中から
有利な住宅ローンを選ぶのはなかなか大変です。
ですので、有料にはなってしまいますが、この記事を見ていただいて
条件のいい住宅ローンを提供しているのはどの金融機関なのか、
住宅ローンを有利に借入れするためにはどうすればいいのか
など住宅ローンについて知っておくべき内容を理解していただき、
住宅ローン選びに活かしてもらえればと思います。
特に、都心部よりも地方で
「土地から探して家を建てる方」
に参考になると思います。
【2021年12月版】コスパ最強住宅ローン大全
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