海外ATMキャッシングのデメリットまとめ
海外旅行中に現地通貨を手に入れるのには、便利なATMキャッシングですが、いくつかデメリットもあります。
海外旅行をできるだけお得に行きたい!ファイナンシャルプランナーの私が、デメリットに注目し、わかりやすく説明します。
1. 3つの手数料
海外ATMキャッシングには、主に以下の3種類の手数料が発生します。
海外ATM手数料
海外のATMで利用する際に、ATMを設置している現地金融機関などから徴収される手数料です。1回あたり数百円程度かかることが多く、利用回数が多いほど負担が大きくなります。実はこの手数料は現地金融機関が徴収ものなので、現地通貨での支払いになり、円安になればなるほど負担が大きくなるわけです。
海外キャッシング手数料
ご利用のクレジットカード会社から徴収される手数料です。利用金額の1%~2%程度が一般的で、キャッシング額によっては高額になる可能性があります。
為替差損
海外キャッシングで引き出した現地の通貨を、日本円に換金する際に発生する損失です。為替レートが変動している場合は、利用時よりも不利なレートで換金されることになり、損失が発生します。
2. 金利
海外のATMでクレジットカードを使った現地通貨を出金するのは、「キャッシング」となり、借入をすることになります。
借入というと、お分かりの人が多いでしょうが、返済までに利息がかかります。一般的に、年利18%前後と高金利であり、返済まで期間が空くと利息が高額になってしまうので注意が必要です。
帰国後には、すぐにクレジットカード会社へ振り込んで返済するなど利息が少なくするようにしましょう。
3. セキュリティリスク
海外ATMは、地域や場所によりスキミング被害などのリスクが日本国内よりも高くなります。
背後から暗証番号を盗み見られたり、偽造ATMで利用したりする被害に遭うと、多額の不正出金被害に繋がる可能性があります。
万が一、被害にあった場合に備えて、旅行時に携帯するクレジットカード会社の連絡先はメモなどしておきましょう。
4. 利用限度額
海外キャッシングには、利用限度額が設けられています。
これは、カード会社やカードのグレードごとに設定されており、事前に確認しておく必要があります。
海外旅行なので利用額も増えがちです。限度額を超えて利用したい場合は、一時的に限度額を上げてもらうようカード会社に連絡する必要がありますので、この点にも注意が必要です。
5. その他
一部の国・地域では、ATMキャッシングが利用できない場合があります。
現金を持ち歩くのは盗難リスクが高いため、必要な金額だけ引き出すようにする必要があります。
明細書が届くまでに時間がかかる場合があり、家計管理がちょっとだけ面倒になる可能性があります。
まとめ
海外ATMキャッシングは、便利ですが、手数料や金利、セキュリティリスクなどのデメリットがあります。利用する前に、これらの点を理解した上で、計画的に利用することが重要です。
無駄に手数料や金利を払わないように、海外旅行をお楽しみくださいね!!
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