#20 【 離婚での学び】私が知った協議離婚と調停離婚のメリットとデメリット。
10年前、元夫の不貞(不倫)が原因で離婚しました。
離婚成立に至るまでの過程を友人たちに話すと、ドラマ以上だとよく言われ、今では私の持ちネタですw
そんな私が離婚を経験して初めて知った離婚に至る道が2つあるということをまとめました。
すでに離婚する!と決心した人、悩んでる人、お友だちに離婚を考えている人がいる人などにお役に立てれば嬉しいです!
離婚について考えはじめる。
そんな離婚に至る過程の中で、別居したわけですが、私としては不倫の冷却期間のつもりでの別居がそうはうまくはいかず、元夫にとっては自由に相手の女性といつでも会えるため、特に現状で差し支えない期間だったようです。
当時、高校2年生と中学2年生の娘たちが揃って受験生への進級する時期だったので、離婚してしまえば「ひとり親家庭」となって、所得税も控除(寡婦控除)できるし、奨学金などが容易にクリアできし、良いことばかりじゃないかと思い始めました。
離婚へ道(方法)は、2つある。
じゃあ、どうやって離婚へとコマを進めるのか。
友人やネット上の情報で、どうやら裁判所に仲介役となってもらう「調停」という手続きがあることを知りました。
離婚には、以下の3つの方法があります。
1.協議での離婚
当事者だけで離婚の条件を話し合って離婚の届け出をする方法
2.調停での離婚
裁判所に仲介役となってもらって、話し合いをする手続き。
3.訴訟での離婚
調停での話が解決できず、不成立となった場合にのみ行う裁判手続き。
ちなみに、離婚届を出すと、いずれかの方法で離婚したのかまで戸籍に記録されますので、離婚後の戸籍謄本には、「調停成立日◯年◯月◯日」などと記載されます。
訴訟での離婚は調停不成立でしかありえないので、結局、「協議離婚」するのか「調停離婚」するのか、という二つのどちらにするかです。
子供の養育費(高校と大学の学費)のこともあったので、離婚での約束事は元夫に守ってもらうようにしなければなりません。
特に私の場合は、元夫と相手の女性が将来結婚し、子供ができたら、養育費の支払いは負担でしかないでしょう。そのリスクも考えて、形にしておく必要がありました。
ということで、当時の経験から、2つの離婚の方法のメリットとデメリットをまとめてみました。
離婚への2つの道のメリット・デメリット
協議離婚のメリット・デメリット
私の意見としては、お互いが合意した約束事をきちんとした形で残しておく方法として、公証役場に出向いて作成する「離婚契約の公正証書」というもの作っておいた方がよいと思いました。
●メリット
・夫婦だけの話し合いで行うので、円満な雰囲気での離婚が期待できるます。
・弁護士や裁判費用が必要ないので、経済的負担は軽減されます。
・夫婦の意見が一致しさえすれば、この方法が一番早いです。
●デメリット
・夫婦間の話し合いが感情的になるような状態では、当然厳しいです。
・法律の知識が十分でないので、自分にとって不利な条件で合意してしまう可能性があります。
調停離婚のメリット・デメリット
感情的になり、二人の意見が全く平行線であれば、早々に調停を申し立てした方がよいというのが、私の意見です。
●メリット
・話し合いが行われる調停室には、夫と妻が同席することがなく、待合室も別々なので、相手と顔を合わせたくない人には良いです。
・調停委員が法律や権利について、アドバイスしてくれるので、不利な条件での合意リスクが低くなります。
●デメリット
・とにかく離婚成立まで時間がかかります。
調停は1回1時間半~2時間程度。おおよそ月1回のペースで行われるため、離婚する意思が決まっている人にとってはじれったく感じるでしょう。
また、調停は平日の日中にしかできないため、平日勤務のお仕事の方はお休みを取る必要があります。
・弁護士に依頼すると費用がかなりかかります。
弁護士に依頼せず、自分で調停をすすめる人は少なくないです。裁判所へ離婚調停の申し立て(手続き)をするときは費用は印紙代1,200円~(慰謝料、養育費、財産分与など請求すると加算)と切手代1,500円くらいで済みます。
ただし、裁判所へ行く回数が増えると、お仕事を休むという見えない損失も増します。
私の選んだ道。
以上が、当時、離婚初心者(笑)の私が調べて、経験して得た「協議離婚」と「調停離婚」のメリットとデメリットです。
私の主観も入ってるし、もう10年以上前の話なので、正確な情報は調べて、それぞれのケースで検討してみてください。
結果的に私がどちらを選択したかというと、
「調停離婚」です。
裁判所の力を借りて、私に不利ではない条件での調停和解となりました。
ちなみに、私は弁護士に依頼せず、自分でやったので、弁護士費用がかかってません。ただし、7回目の調停で成立したため、9カ月という時間がかかりました。このことについては、また記事にまとめたいと思います。