海外旅行には、やっぱりある程度の現金（現地通貨）を持っていこう！

USドルだけではなく、多くの通貨に対して円安だからこそ、現金の両替は極力少なくと考えるは当然ですよね。
余ってしまった通貨を円に換金すると更に減ってしまいます。

買い物や飲食の支払いは当然に、最近では地下鉄やバスもクレジットカード（タッチ決済）が普及しているので、現金（現地通貨）はいらないんじゃない？と思っている方も少なくないと思います。
そんな方へ、ぜひ海外旅行での現地通貨（現金）の必要性をお伝えしたいと思います。

実は少額でも現地通貨（現金）の準備は必要です。

キャッシュレスが進んでいても、以下の理由で私は必ず現地通知を準備します。
・リスク回避のための現金
・チップのための現金
・ローカルレストランや屋台で使うための現金
・地元の市場やマルシェで安く買い物をするための現金
・番外編　USドルを携帯してたら意外に使えたケース
それでは、経験を交えて一つずつご紹介します。

リスク回避のための現金

日本のような安全で安定した環境で生活していると、クレジットカードが使えなくなる状態というのはほぼないと思っていますよね。
そんな日本でも、先日はサイバー攻撃を受けてSUICAやPASMOが使えなりました。
大きな震災が起こったら、大停電が発生し、電気を使うクレジット決済の機器は一定期間使えなくなるでしょう。
同じことは、海外の方がリスクが高いと思います。
このリスクを回避するには、やはり現金が必要です。
宿泊するホテルから空港まで移動できるくらいの現金は持つようにしています。
実際に何か起こってしまうとこれくらいの金額では足りないかもしれませんが。。。それ以上は想像しても仕方ないと覚悟を決めてます（笑）。

チップのための現金

皆さん、おわかりのとおりです。説明するまでもないですよね。
日本にはないですが、海外にいくとチップ文化のあるところがほとんどです。
もちろんない国もありますが、それでも個人旅行で現地で貸切タクシーや送迎タクシーを手配して、かなり親切に対応してもらったとき、助けられたときは、お礼の気持ちを「チップ」として渡しています。
日本では、お金でお礼すると、逆に引かれてしまうこともありますが、海外では、お仕事として観光客にサービスを提供している方たちに対して、お礼の気持ちを伝えるときは、チップで伝えています。
私の中ではこれを「日本人好感度アップ作戦」としています（笑）。

最近では、現地で格安でツアーや配車手配できる大手サイト「〇look」や「K〇day」を利用する方が多いと思いますが、格安であるため、ドライバーさんに支払われる額はかなり少ないです。
※とくに「〇look」社は、、、との現地ドライバーさん談（笑）
そんな中でも、助けられたり、親切にしてもらったりしてくれる方がいたら、少額でもよいのでぜひチップで気持ちを伝えてみてください。
万が一、感謝の気持ちを伝えたいけど、現金がないのであれば、旅行サイトでのレビューで伝えるのをお忘れなく。
レビューが上がれば、仕事が増える！！と営業上手なドライバーさんが言っていました（笑）。

ローカルレストランや屋台で使うための現金

円安だからこそ、できる限り外食を安くすませたい。
そんなときは、観光客価格の有名店ではなく、地元の人が行くローカルレストランや屋台、フードコートを利用したいですよね。
地元の人ばかりの英語も通じない店に行くと、海外旅行の醍醐味と不安を感じ、変にワクワクします。
そんなところでは、クレジットカードの利用は基本できないと思って、現金を準備していってください。
クレジットカードで支払うとお店側も手数料が発生するので、安く提供している飲食店は現金のみが多いです。

ちなみに、私の経験上、現金以外にも準備しておいた方がよいものは、こちら↓の記事をご覧ください。

地元の市場やマルシェで安く買い物をするための現金

海外には、週末や朝だけ開いている市場やマルシェがあります。
もちろん観光地では常時オープンしているものも多いです。
安く買い物ができるため、こちらでも支払いは現金のみとしているところがほとんどです。
アジア諸国の市場だと、値切る（値切られる）のが当たり前となっているので、そんな場面では現金払いが当然です。
高額な買い物（貴金属や高価な織物など）になると、クレジットカード利用OKであったり、免税のためのレシートもだしてくれたりしますので、そんなときは事前にお店に確認してください。

番外編　USドルを携帯してたら意外に使えたケース

以前、アメリカへ行ったときに余ったUSドルが、たった５ドルですが手元に残っていたので、それ以降の海外旅行にはいつも携帯していました。
理由は、英語が世界で通用する言語であるように、USドルもまた世界で通用する通貨だからです。
というと格好いいですが、実際には、USドルがどんどん高くなるので、換価すると損してしまうからでした（笑）。

それでも、実際にその５ドルが役に立つタイミングはなかなかありませんでした。まぁ、たった５ドルですしね。

しかし、今年4月に行ったインドネシアのバリ島で使えるときがやってきました。

ウブドのホテルからデンパサールの空港へ、空港送迎タクシーで向かっていたときのことです。
渋滞で有名なバリ島ですが、途中やはり数カ所渋滞につかまりました。
ドライバーさんから、「高速を使いますか？」
と聞かれ、使わなくても間に合う時間でしたが、できれば余裕をもって着きたいし、デンパサール空港での時間も楽しみたいので、使ってもらうようお願いしました。
記憶があいまいですが、高速料金が約20,000IDR（約200円）より安かったのですが、空港に着くまでにタクシー代とチップ以外の現金は全額使い果たしていたので払えない状態でした。
ふと、「あ、ドルなら持ってますけど、ドルをお渡ししてもよいですか？」
とドライバーさんに聞いてみると、「それでも良いですよ。」と快諾してくれたのです。
結局、ドライバーさんの手持ちIDRで高速料金を支払ってもらい、空港に到着してから、タクシー代とチップをIDRで支払い、立替てもらった高速料金の相当額として２USドル（約30,000IDR）をお渡ししました。
さすがUSドル！！と思ったと同時に、常に携帯していた自分にも、さすが！！と思っていました（笑）。

残った通貨の一番賢い手軽な使い方

以上は、私が経験したとてもレアケースですので、オススメできません（笑）。
残った通貨を持ち帰り、日本で保管していても、保管していることを忘れてしまいます。

そこで、一番手軽に賢く残った現地通貨を使い切る方法は、
空港の制限エリア内（出国手続き後のエリア）でのお買い物で使うことだと思います。
たとえ少額でも、小銭だけでも、足りない分はクレジットカードで支払うという方法が可能ですので、ぜひ使い切って帰国してください。