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石破茂総裁誕生!これからは百姓×AI×調達

筑波大学・准教授の落合陽一さんがいます。いつもヨウジヤマモトを着ている黒尽くめの人、と呼んだほうがいいのでしょうか?


落合さんは以前から「日本人は百姓を目指せ」といっていますね。もともと百姓とは100の職業をもつ人です。一つの職業だけではなく傘を作ったり、瓦を直したりと、多くのスキルを有します。


一つの職業だけで人生の最後まで食える時代ではありません。分散を図る必要があります。ただ、むやみにスキルを広げても中途半端になってしまう。だから落合さんは、まずニッチな専門性を深堀りして極めたあとに、他分野に広げろ、とアドバイスしています。


さて、この話はあとでつながります。


石破茂総裁が誕生しました。私はテレビで、石破さんとご一緒した経験があります。とはいえ数十分だったので、ほとんどわからないのですが誠実だった印象はあります。


私は石破茂さんの書籍を何冊か読んだことがあります。氏の主張で印象的なのは地方創生です。地方創生というと「地方が貧しくなりなんとか立て直す」といった文脈で語られます。しかし、石破さんの地方創生はちょっと違うんですよね。


というのも都会にいる人たちは思考が固まってしまっている。ただこれまで日本を変えたのはいつも地方の人たちなんだと。地方では何もかもやらないといけないし、考えないといけない。苦労する。だけど、だからこそ、国を変えるアイディアが出てくるんだ、と。


地方の農業は栽培だけじゃなくマーケティングや流通やらいろいろと考えなければならないし、やらねばならない。だから誰も実現ができなかった成功にたどり着くかもしれない、と。


石破さんの地方創生とは、日本がよくなるダイナミックな仕掛けといったほうが近いんですよね。


ところで冒頭の話に戻します。現在はAIの時代です。日常業務がもうすぐAIに代替されるかもしれない。現在は想像も難しい技術が生まれ、人間の仕事が機械に代替するかもしれない。だから以前よりも百姓になるべき必然性は高まっていると思うのです。


かつて、「素晴らしいアイディアは英国で生まれ、米国で作られ、日本で儲かる商品になる」と揶揄をされていました。しかし、皮肉であっても、真実なのではないかと思います。


日本発のイノベーションが何十年も追求されてきました。ただし、目立った成果はありません。そこでもう発想を変えるべきなのかもしれません。


それが本日のテーマである「百姓×AI×調達」です。つまり最新の技術の開発など他国に任せてしまえ。日本はその技術をすばやく取り入れて現実社会への適用を目指す。「調達百姓」です。


石破さんがいうように、何もかもに手を動かして、とりあえず未知の世界に行ってみる。


そこで調達人材と調達組織に二つの提案です。


1.人材へ。百姓たるもの、何でもできねばなりません。どんな教材でもいいので「会計」「法令(会社法等)」「ガバナンス」「需要予測」「プログラム」「統計(品質管理等)」「技術」などを学習しましょう。「自分の仕事と関係ない」といってはいけません。


2.組織へ。生成AI等、最新の技術を貪欲に摂取し、現場レベルの業務に応用していくため、試行錯誤する組織やチームを作ります。「投資対効果は?」なんてやってみないとわかりません。そして、定期的に部員に共有・教育する場を作りましょう。


そして百姓化によって、時代や環境が変わっても生き残るしなやかな組織と個人になっていく。


私たちの合言葉は「百姓×AI×調達」です。


<以下、追伸です>

なお、価格査定、交渉など、私が講師を務める語るセミナーを開催しますので、ご参加ください。

↓イベントを紹介します。

●The価格査定セミナー
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