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なぜ業績の良い株が売られ、悪い株が買われるのか?決算発表前の期待で上昇している保有株は一旦手仕舞いがセオリー(動画あり)

1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表が本格化しており、今週(2/10~2/14)だけでも1000社以上!残すところ3ヵ月となり、通期の業績予想を見直す企業も多く見られます。

内容によっては急動意することがあるだけに、発表日前後の株価の動きには注意したいところ!さらにいうと、株価は企業の業績そのものではなく、需給によって動くということを常に意識しておかなければなりません。

たとえば、決算発表で好業績が発表されたのに株価が大きく下落することがあります。そんなとき「業績が良いのになぜ売られるの?」「業績が良ければ株価は上昇するんじゃないの?」と疑問を抱く投資家もいるでしょう。

また、その一方で業績が悪いにもかかわらず買われる株があるものだから、投資経験の浅い投資家が戸惑ってしまうのも無理はありませんよね。

なぜ業績の良い株が売られ、悪い株が買われるのか?

決算発表シーズンが近づくと、証券会社が提供するアナリスト予想や進捗率(通期の業績予想に対して、四半期決算の業績がどの程度達成されているかを計算したもの)から発表内容が事前に予測され、発表前に株価が動いたりします。

業績が良いことが事前に広く知られている場合だと、市場参加者たちの期待感から先行して買われ、決算発表前に株価が上昇することがある!ただ、そうすると実際に決算発表で予想通りの好業績が発表されたとしても織り込み済み(株価に影響を与える材料が投資家の間で広く認知され、その影響がすでに株価に反映されている状態)ということで、期待したほど株価が上昇しないどころか、それをきっかけに利益確定の売りが優勢となり、株価が下落する場合もあります。これがいわゆる「好材料出尽くし」と呼ばれる現象です。

反対に業績が悪いと予想され、事前にほとんど買われていなかった、あるいは売られていた銘柄が、決算発表後に「思ったより悪くなかった」とか、「悪材料出尽くし」と判断されて、買いが集まることもあります。

このように好決算が発表されたとしても株価が下落してしまうケースもあるので、業績が良いからという理由だけで決算発表を持ち越すという判断は考えもの。逆に悪い決算だとしても、発表前に売られていたのであれば、下落リスクが少なく、リバウンドを狙える機会となりえる場合もあります。

「自分が知っているような材料は、他の投資家もほぼ把握していると考えなければいけません!」(株歴50年超の熟練投資家 藤ノ井俊樹)

業績修正が出やすい決算発表をどのように見極めるのか?

個人投資家の悩みや迷い、間違った思い込みを払拭し、日本株の魅力を伝えていくべく日々あらたな情報を更新している【日本株応援チャンネル】にて、決算発表シーズンで投資家が採用すべき売買指針について、具体的な銘柄をあげての解説がありましたので、是非ご覧ください。(収録日:2月7日)

日本の上場企業には、四半期ごとに決算内容を開示する(上場規程第404条第1項、第2項)ことが義務付けられています。つまり、3ヵ月に一度は訪れる投資チャンスと考えることもできそうですね!

▼今回の動画の学習ポイント

1:決算発表前の期待で上昇している保有株は一旦手仕舞いがセオリー
その業界に特化して詳しいなどの事情があれば別ですが、誰もが知っているような「今期の業績が良さそう」といった情報は、すでに株価に織り込まれている可能性が高いです。したがって高値更新している銘柄は、期待先行で買われていることが多いため、保有しているなら発表前に一旦手仕舞うのがいいでしょう。

2:中期経営計画は3ヵ年計画を判断材料とするのが最適
一般的に中期経営計画は3年から5年先の経営目標やビジョンを示すことが多いです。ただ、5年先の状況は予測が難しく、やはり不確実性が高くなりがちです。一方で、3年であれば現実的な見通しを立てやすく、柔軟に対応できる範囲ということで、計画の実現性を見極めるためには、3ヵ年計画を判断材料とするのが最適と考えます。

3:本決算では前期の業績結果だけでなく今期予想も注視する
本決算では、前期の業績が好調だったとしても、今期の業績予想が控えめであれば、株価が下落する可能性があるため注意が必要です。多くの企業は慎重な業績予想を発表する傾向があります。その理由は、高い目標を掲げたものの、後に下方修正を余儀なくされると、投資家の信頼を損ねる恐れがあるためです。一方で、 保守的な予想を発表しておき、後から上方修正するほうが市場の印象が良くなる からです。この傾向を理解し、 企業の発表する業績予想をそのまま鵜呑みにするのではなく、慎重な予測が織り込まれている可能性を考慮することが重要です。特に、業績予想が市場予想を下回った際には、単に悲観的に捉えるのではなく、その背景や企業の戦略を見極めることが求められます。

このように、 1本の動画から多くの学びを得られる のが当チャンネルの魅力です。ぜひ 毎日チェック して、知識を深めていきましょう!

【日本株応援チャンネル】公式ページより

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日本の個人投資家たちが海外投資家にカモにされているという現状に一石を投じるべく、半世紀にわたって株の世界に身を投じてきた熟練投資家、藤ノ井俊樹が日本の個人投資家に奮起を促します!

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