なぜ、エルダー博士は教えを説くのか?
儲けているなら、わざわざ人に教えるはずはない?そのように考える人がいるのかもしれません。ですが、本懐はそんな次元の低いところにはありません。
『ザ・トレーディング』リリースにあたり、著者のエルダー博士より読者のみなさんにメッセージが届きました。
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「どうして教えるのですか?モニターの前でじっとしていれば、黙っていても利益が生み出されるのに?」
この手の質問を耳にするたびに、私はこう答えます。「教えを説くことは、その教えを説く者自身のためなのです」。他の人に特定のチャートパターンを示したり、規律の必要性を説いたりすることが、翻って、私自身の強さになるのです。
あるコンセプトを自由に使いこなすには、他の人に教えられるくらい精通していなければなりません。自分では分かっているつもりでも、他人に説明できなければ本当に理解しているとはいえません。
私は年に数回、スパイクトレード・コムのパートナー、ケリー・ロヴォーンとトレーディング・ワークショップを開催します。この原稿を書いている今も、6つのワークショップを運営し、それぞれ別の口座でトレードしていますが、ケリーも私も、6つの口座のすべてで利益を出しています。
ケリーにしても私にしても、日々のトレードの実績からランダムに6日間を選んだら、そのすべてで利益が出ているとは限りません。
しかしワークショップでは、目の前に受講者がいることで普段とは違った緊張感が生まれ、成功につながるのです。私の言う「教えを説くことは説教者自身のため」とは、そういうことです。
本書を注意深く読み、ノートをとり、読者の皆さんのデータで検証してください。本書が、執筆者である私のためになったのと同じように、読者のためになれば幸いです。
Dr.アレキサンダー・エルダー
●以下の動画も併せてご覧ください。
エルダー博士ご本人からのビデオメッセージです。
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