地震保険のありがち思い込み　3選

日向灘で大きな地震が起こってから
早くも1ヶ月。

この地震をきっかけに『南海トラフ地震臨時情報』が出されました。

それに伴い
地震保険についてのお問い合わせを頂きました。
その際、皆さんが思いがちな地震保険について
知らず知らずに思い込んでしまっている勘違い3選をお伝えしていきます。

今、加入している方も加入を検討中の方も役立つ情報ですので、是非最後までご覧下さい。

まず、1つ目の思い込みは

地震保険は単体では加入できる。
と言う思い込みです。

実は地震保険は火災保険の特約としての位置付けです。

なので、火災保険に加入していない方が地震保険を付けたいのであれば、火災保険もセットで加入しなければいけません。

特約となりますので、金額は火災保険を上回る事はできず、
火災保険の30〜最大でも50%になります。

例えば、1000万円の火災保険に加入しているとしたら、
地震保険の掛け金の300万円〜最大も500万円となります。

2つ目の思い込みは保険会社によって補償などが様々だと思っている。
と言う事です。

地震保険は国と保険会社が共同で運営している為、実は、どこの保険会社でも『保険料』は一律です。

保険は、
様々な特約や、補償の違いから、保険会社選びがおっくう過ぎて、検討を後回しにしてはないですか？

地震保険は、建物の居住地や木造か鉄筋。
などの条件だけで保険料が設定されていて、どの保険会社でも統一です。

なので、
すでに火災保険に加入されているのだとしたら、
その保険会社の地震保険にしておけば問題なし。
です。

保険料の目安は下記を確認してみて下さい。

出典：財務省
https://www.mof.go.jp/policy/financial_system/earthquake_insurance/standard_premiums.html

これが一番大事な3つ目ですが、
3つ目の思い込みは、
地震保険は建物を補償してくれる保険だと思っている。
と言う事です。

『地震保険を掛けていれば
地震が起きて建物が崩壊した時建物を弁償してくれるのでしょ？』

と思って加入している方が多いのですが、大きな間違いです。

地震保険は、
建物の破損に応じて
機械的に支払われるだけの保険です。

少し意味が分からないと思うので、解説します。

地震で建物が崩壊した時、崩壊の度合いを4つに分類します。

全損（保険金100%）
大半損（保険金60%）
小半損（保険金30%）
一部損（保険金5%）

の4つです。
この内どれに当たるかは崩壊具合で機械的に決められます。

これは例えば保険金500万円の地震保険に加入していたとしたら、

全損（保険金500万円）
大半損（保険金300万円
小半損（保険金150万円）
一部損（保険金25万円）
となります。

なので、古いタイプの一軒家などでは仮に全損となったとして下りる保険金は500万円です。

築浅のマンションであれば
中々倒壊する事は考えにくく、一部損がほとんど。
運が悪くても小半損。
だと考えると
25万円。多くて150万円の保険金が下りるだけ。
となります。

150万円もらった程度では生活は再建できません。

したがって、地震保険は
建物を弁償してくれる保険ではなく、
繋ぎの生活資金の足しにする為の保険だ。
と心得ておきましょう。

『じゃあ、住む所が無くなった時に建物を建てれるぐらい保険金が受け取れる保険はないの？』
と思われるかも知れませんがその通りです。

一番の保険は、
何があっても良い様にしっかり貯蓄しておき、その貯蓄をNISAで膨らませておく事。

です。

『節約』『保険の見直し』などで浮かした資金を『NISA』で資産運用し、賢く資産を築きあげていきましょう😊

相談お待ちしております😊😊😊

それでは！

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