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日本株が上がる理由④ 各企業が株主に還元できる対策「配当金の分配」「自社株買い」が先行していくから

日本は30年余り、物価が上がっていない『特殊』な先進国だと言えます。

その原因の1つに日本国民が企業に投資をしない。
と言うモノがあります。


企業は、様々な投資家から出資してもらう事により、事業を拡大し、利益を得た一部を配当金として配る。
と言うサイクルで企業も投資家も潤う。

と言う構図です。

しかし、配当金が出ない。
だから、出資をしない。

その上にバブル時の株価を30年以上も抜けない。となると
『国内株なんか誰が買うねん!!!』

となるのも無理はありません。


結果、日本は割安を示す指標の1つであるPBR(1株当たり純資産)が1倍未満と超割安の企業(1倍以上で平均とされる)が約半分もありました。


決して、企業の体質は悪く無いのに、割安だ。
と言う事で、バークシャーハサウェイ社が日本の商社株を買い漁ったのを皮切りに海外投資家が日本の株を買いまくっている。

と言う訳です。



しかし、米国の様に配当金を配ってなんぼと言う風潮からは程遠い日本に、海外投資家から
『配当金を出せ!』
『自社株買いでもして株価をあげろ!』
と物言いが入り、海外の言いなりである日本は
 『PBR1倍割れの企業は何とか努力しなはれ!頼んまっせ!』
と東京証券取引所が申しました。

したがって、
配当金が出る→株価が上がる
自社株買い→株価が上がる

となるので、必然的に株価は押し上げられる事になる可能性が高いです。


1つ注意点は、
その配当金や自社株買いをして押し上げられた株価のキャピタルゲインは
海外投資家が根こそぎかっさらう事になります。

我々もそこに乗っかれば恩恵に預かれるのですが、

配当金や自社株買いは、株価を上げるカンフル剤です。
株価が今後も底堅く推移するかどうかは、やはり企業自体の『力』にかかっています。


せっかく努力して儲けたお金を海外投資家にかっさらわれるだけで終わらない様に、日本の企業は努力して頂きたいと願います。



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