新NISAのメリットデメリット
今回は前回の続きです。
前回はNISAの目的と新NISAの概要について確認しました。
前回の記事はこちら
→NISAと新NISA
毎年の投資額も大きくなるし、投資期間も長くなるから、
メリットが大きい印象でした。
ですが、やはりどんなことも、メリットとデメリットがあります。
しっかりとそこを確認した上で活用を検討しましょう。
新NISAのメリット
細かいメリットを見るとわからなくなってしまうので、
重要なポイントだけ絞って確認しましょう。
新NISAのメリットはこちらになります。
投資枠の金額、投資可能期間の増加による効率的な資産形成
純粋に、年間に投資できる金額が増え、投資可能期間も無期限になりました。
今まで、投資できる金額が少なかったという人にとっては大きなメリットでしょう。
また、投資期間が無期限なので、より複利の効果を得ることが可能になりました。
投資枠の再利用(翌年)
今まではNISA制度で株式や投資信託を購入し、その後売却した場合、 一度使ってしまった投資枠は使うことができませんでした。
ですが、新NISAについては、その投資枠の再利用が可能になります。
ただし、再利用できるのは翌年で、年間の投資可能額は360万円となっているので、枠を再利用する時は要確認となります。
新NISAのデメリット
続いてデメリットについて見ていきましょう。
売買がしやすくなった
上記のメリットにもあったように、投資枠の再利用が可能となりました。
このことにより、売却するハードルが大きく下がる可能性があります。
今までは、売却すると投資枠が使えなくなるため、もったいなく感じていましたが、再利用ができることにより、より活発な売買ができるのではないでしょうか?
ただやはり、投資は長期で行うもの。
また売買の度に手数料が掛かっていては資産もたまりません。
そんな観点から、売買がしやすくなったことは、ある意味デメリットかと思っています。
売るタイミングがわからなくなった
こちらも上記のメリットにもありましたが、投資期間が無期限になりました。
これ自体は嬉しいのですが、こうなると「売るタイミング」が難しくなるのかなと思います。
今までは20年とか5年とか期間が決まっていたため、売るかどうか検討するタイミングが ありましたが、今回そういったタイミングが無くなった為、売るタイミングを自分で判断する必要が出てきました。
十何年も資産形成をコツコツと行ってきた人が、資産をそう簡単に売ることが出来るのか?
必要以上に資産を残してしまう可能性もあるのかなと感じています。
まとめ
以上が新NISAのメリットデメリットになります。
細かい所は今回説明しませんでしたが、大きなポイントは確認できたかと思います。
新NISAは現行のNISAと比較すると、より資産形成がしやすくなったと感じます。
簡単にまとめると
自由度はかなり上がった だからこそ 個人で考える必要性が出てきた
ますます金融知識が必要になったのではないでしょうか?
メリットも見方を変えればデメリットになり得ます。
様々な角度から判断し、活用を検討していきましょう。
こちらの記事も参考にしてください
→投資のルール① 長期投資
→投資の目的を決めよう
→金融リテラシー調査より
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