高級料理と得られる価値は、比例しない・・・ことがある
大空みさきの3分間雑談ラジオ テキストver
朝の通勤通学、ちょっとした隙間時間etc。気軽に聞けて、お金の知識に親しみが持てる。
そんな3分間をお届けする、マネ活ラジオの箸休め企画が、「雑談ラジオ」
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高級料理と得られる価値は、比例しない・・・ことがある
これは、私が社会人になって1年目のお話しです。
一人暮らしを始めて、ある意味自分の自由に食事を決められるようになり、
職場の先輩たちには、よく飲みに連れて行っていただくようになりました。
先輩方は、当時の私からすれば、いいお店をたくさん知っていて、
美味しいお酒や、美味しいお魚などを食べて過ごす日々が増えていきました。
そんなある日、久々に実家に帰ったときに、
母が、「私が好きだから」と、かんぱちの刺身を用意してくれていたんですね。
もちろん、本当にそのお刺身は大好きで、家の食事で出てくると嬉しかったんです。
・・・なのに。
あれ? この刺身、あんまり美味しくないな。
私は今まで、安い魚を美味しいと思っていたのかしら?
その時の私の心のつぶやきは、そんな感じでしたね💦
この瞬間は、ちゃんと気が付くことができなかったのですが、
実家を離れて一人暮らしの家に戻ってから、私はひどく落ち込みました。
同じものを食べて、一緒に美味しいと感じる。
そういう心を失っちゃった・・・そんな気がしたんです。
今となって思えば、
ちょっとこのころの私は、驕りたかぶっていたんじゃないかなと思います。
急に外食が増えて、自分の力ではない形で、ちょっといいお店に行って。
「高級なものこそ、正義。」みたいな感覚が、
どこかで生まれ始めていた時期だったんだろうなという感じです。
もし、そのまま突っ走ってしまっていたら、
金額でしか価値が測れない、ねじ曲がった人間になっていたかもしれないな・・・
なんとなく、そんな気がしています。
ある意味、目が覚める機会になって良かったです。
不思議なもので、
それ以降は、かんぱちの刺身も、ちゃんと「美味しい」と感じられるようになりました。
家族や友だちなど。
気が合う仲間と食べたり飲んだりする食事が、一番おいしい。
高級料理かどうかは、あまり関係ない。
こういう気持ちが消えていなければ、
お金に惑わされていない状態なんだろうなというのが、
私の中での1つのバロメーターになっています。
もちろん今も、
気の合う仲間と公園で語らいながら飲む「男梅サワー」は、最高に美味しい💕
そう思えるので、大丈夫かなと思っています!
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